Appleが世界開発者会議(WWDC24)で発表した人工知能(AI)を活用した新機能「Apple Intelligence」について、Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏が、SIriの原点として夢見た姿に近づいたと評価し、Siriの改善への期待を語っています。
ウォズニアック氏、Apple Intelligenceへの期待を語る
Appleをスティーブ・ジョブズとともに立ち上げた共同創業者、スティーブ・ウォズニアック氏が、
Bloombergのニュース番組に出演し、インタビューに答えました。
Siriを日常的に使用しているものの、複雑なことを命令にはうまく対応できないことが多く、改善に期待しているというウォズニアック氏は、Apple Intelligenceには大いに期待していると語りました。
Siri開発の原点「ナレッジ・ナビゲーター」に近づく
ウォズニアック氏は、Siriの原点はスティーブ・ジョブズ氏がAppleを去った後にAppleの最高経営責任者(CEO)に就任したジョン・スカリー氏が、映画監督のジョージ・ルーカス氏に制作させた映像「ナレッジ・ナビゲーター(Knowledge Navigator)」(1988年)だった、と振り返っています。
そのうえで、Apple Intelligenceは、Siri開発の原点にあった夢の実現を目指したものだ、と評価しています。
「ナレッジ・ナビゲーター」の動画を見ると、WWDC24で見せた新しいSiriのデモンストレーションのように、複数の連続する質問を投げ掛けても、柔軟に自然な言語で対応しています。
イラスト自動修正や手書き計算の自動化も評価
ウォズニアック氏はこのほか、Apple Intelligenceによって、1993年に発売されたNewton MessagePadが目指したデバイスが実現することを期待している、とも述べています。
同氏は、「メモ」アプリで手描きのイラストを整えたり希望の画像を生成してくれる「Image Wand」機能や、iPadに手書きした計算式から計算結果を自動表示できる「計算メモ(Math Note)」機能が、かつて夢見たデバイスへの実現に向けた進化と感じたそうです。
なお、ChatGPTなどAIの急速な進展への危機感も表明していたウォズニアック氏は、今回のインタビューで実際に試してみて本当にうまく動作するかが気になる、と慎重な姿勢も見せています。
Source: Bloomberg/YouTube
- Original:https://iphone-mania.jp/news-581739/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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