iPhone15用有機EL(OLED)ディスプレイの供給において、中国BOEが品質問題に直面していると、韓国メディアが報じています。
BOEはiPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイを供給すると噂されていますが、複数回の品質問題が影響をおよぼさないか懸念されます。
iPhone15用OLEDディスプレイ向けプリント基板の供給数増加
韓国メディアET Newsが、2024年第2四半期(4月〜6月)のBHのプリント基板の供給枚数が増加していると伝えています。
BHのプリント基板はSamsung Display製OLEDディスプレイと組み合わせて使用されますが、この時期に供給数が増加したのはiPhone15用OLEDディスプレイのサプライヤー別供給枚数と関係すると、ET Newsは指摘しています。
品質問題が続くBOE、iPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイに不安
その理由として、BOE製iPhone15用OLEDディスプレイにおいて品質問題が発生したことから、Samsung DisplayがBOEに代わってその分の穴埋めのために追加供給を行ったことが挙げられています。
Dynamic Island搭載OLEDディスプレイをiPhoneのベースモデルにも採用して以降、BOE製OLEDディスプレイでは品質問題が頻繁に発生しているようです。
BOEはiPhone SE(第4世代)用OLEDディスプレイを受注したとの噂もあり、コストダウンは得意ですが、品質面での課題が以前から指摘されていました。
iPhone16シリーズ向けプリント基板の量産開始
なお、BHはiPhone16シリーズ向けプリント基板の供給でも存在感を高める見込みです。
ET Newsは、BHは最近、iPhone16シリーズ向けプリント基板の量産を開始したと述べています。
BH製プリント基板と組み合わせられるSamsung Display製iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズ用OLEDディスプレイの年内の出荷枚数は、9,000万枚に達する可能性があります。
Source:ET News
Photo:Min News
- Original:https://iphone-mania.jp/news-581794/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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