Samsungの3nmプロセスの歩留まり率は低く、20%以下にとどまるとMyDriversが報告しています。
これが事実であれば、Samsungの3nmプロセスで製造された半導体は10個中少なくとも8個が不良品になってしまうという危機的な状況です。
立ち上げ時から歩留まり率が改善されないSamsungの3nmプロセス
Samsungの3nmプロセスの歩留まり率は、立ち上げ直後から低い状態が続いているようです。
その改善に米国企業の協力を得たとの情報もありましたが、現時点では改善効果が得られていないようです。
自社チップでさえ採算ラインに乗せるのは困難
確かにこの歩留まり率では自社チップであるExynos 2500でさえ採算ラインに乗せるのは難しく、Galaxy S25の搭載チップを他社に求めるしかないでしょう。
TSMCとの差が拡がる、製造受託も減少か
Samsungの3nmプロセスの歩留まり率が向上しないのに嫌気がさし、QualcommはSnapdragon 8 Gen 4の製造委託先をTSMCに一本化したと見られています。
SamsungがSnapdragon 8 Gen 4に変えてGalaxy S25に搭載すると噂のMediaTek Dimensity 9400も、TSMCでの製造が確実視されています。
3nmプロセスを断念するかも含め、決断のとき迫る
MyDriversは、このままSamsungの3nmプロセスの歩留まり率が向上しないのであれば、別の計画に移行するなど早急に決断する必要があると指摘しています。
TSMCは2025年下半期(7月〜12月)に2nmプロセスでの半導体製造を始めるとの噂もあり、Samsungも次世代プロセスに移行するかを考えるしかないのかもしれません。
しかし、3nmプロセスの歩留まり率が悪い理由によっては、微細化が進む2nmプロセスにも影響をおよぼす可能性があります。
Photo:CEOTECH.IT(@CeotechI)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/news-582703/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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