【MyCar秘密基地計画】
理想の秘密基地を手に入れたいなら“自分で作る”方法もあるが、現実的にはなかなか難しいもの。しかしそれを仲間と一緒に成し遂げたのがヘンミマオさん。理想のキャンプスタイルを手に入れた彼の愛車をじっくり拝見!
■すぐにキャンプを始められるのが魅力!
古いクルマをよみがえらせることをレストアというが、アウトドアフリーランスのヘンミマオさんが行ったのは、クルマの居住空間自体も快適にしているところから、リノベーションが正しいかもしれない。
「きっかけは仕事からの現実逃避ですね。コロナ禍当時はヘトヘトに疲れていて、その時に出会ったのがインスタで見たキャンプの写真でした。『今はこんなにキラキラしていて華やかなんだ!』と衝撃を受けたのを今でもはっきりと覚えています」
とにかく自然の中に身を置きたくて向かったのは、アウトドアショップ。すぐに道具一式を揃えてキャンプに出かけてみたが、それでも飽き足らなくなってしまったという。
▲ボディのペイントも自分で
「もちろん楽しかったのですが、もうちょっと何かしたいと思い〝バンキャンプスタイル〟に行きついて、ベース車は古めのボンゴにしました。これなら価格も安いので、理想を追求し過ぎて失敗しても、笑って済ませられますからね(笑)」
▲革製のトランクケースやPEPSIの木箱など、こだわりのビンテージアイテムが多数。天井は自らホームセンターで購入した板を張り付けてウッディな仕上がりに
▲改良を重ねて作り上げたラゲッジスペースには、ベッドのほかテーブルも設置済み。車内で優雅なコーヒータイムを満喫するのも楽しみのひとつ
天井の板張りなどインテリアのリノベだけでなく、外装のペイントもアウトドア仲間と一緒に行い、お気に入りの一台がひとまず完成。オシャレな雑貨屋を思わせるインテリアと、シンプルでありながら元々のデザインを生かした渋めのカラーリングは、自然の中に違和感なく溶け込む。
「気に入っているのは、キャンプ場に着いてリアゲートを開け、イスと焚火台を出せばすぐにキャンプを始められるスムーズさです。設営や撤収にほとんど時間を使わないので、料理にこだわってみたり、余った時間を使って遊んだりと、キャンプの幅が広がりました。食事や就寝時は車内を使用していますが、自然も十分に感じられますし悪いところはないですね」
▲奥さんと一緒に泊まることも考えて作られたベッドは、引き伸ばせばセミダブルになる快適仕様
この秘密基地はまだまだ完成していない。自ら手がけることで、少しずつ理想的なキャンプスタイルに近づけることができるのだ。
ヘンミマオさん
コロナ禍をきっかけにキャンプにハマり一念発起し独立。現在はアウトドアフリーランスとしてキャンプイベントの開催、グッズ販売などを手掛けるなど、精力的に活躍中
※2024年6月6日発売「GoodsPress」7月号92-93ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/今雄飛(ミラソル・デポルテ)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/612111/
- Source:&GP
- Author:&GP
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