【男前マルチツールの世界】
マルチツール。それは、手に収まるほどのコンパクトなボディにさまざまな道具を詰め込んだ“ハンドツール”とかく専用ツールに比べ「間に合わせ」と思われがちですが、そこにはマルチツールだからこそ味わえる奥深い世界が存在します。
男前なマルチツールの魅力を紹介する連載第48回は、NITEIZE(ナイトアイズ)「ドゥーヒッキー」(1210円)です。
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私が長年鍵束につけて持ち歩いているEDC(EveryDay Carry)ツールのひとつが、この“ドゥーヒッキー”。シンプルなバー型のツールで、機能としては6種程度しかないものですが、手放す理由のない素晴らしいアイテムです。
NITEIZE社は、独創的なデザインと高品質な製品で知られる米国コロラド州の企業です。1989年の創業以来、アウトドアや日常生活に役立つ多機能ツールやアクセサリーを開発し続けています。革新的なアイディアを形にする製品の数々は、耐久性と実用性に優れており、多くのアウトドア愛好者やプロフェッショナルから高い評価を受けています。
▲完全に鍵サイズ。全く邪魔にならない奥ゆかしさ
鍵束に付けた時、突出して大きなものや重いマルチツールは、いずれ外される運命にあります。どんなに高機能で優れたものでも、サイズが鍵とほぼ同じでなければ、携帯しづらいと感じるはずです。一方、このバーツールの全長は64mm、全幅17mm。ほぼ鍵と同じサイズといえるものです。
高品質のステンレススチール製で、耐久性と軽量性を兼ね備えています。カラビナクリップで簡単にキーリングやバッグに取り付けられるため、持ち運びも非常に便利です。
▲絶妙な角度の付いた先端部
マイナスドライバーでありカートンオープナーである先端部は鋭利に見えますが、厚みは0.7mmほどあり鋭さはありません。また、角の部分も尖っておらず、ほんのり丸みを帯びています。しかし、力さえ入れれば段ボールに貼られたクラフトテープを切ることくらいはできる鋭さを持っています。つまり、普段は全く危険性はないが、意思を持って使えば切れる能力を持っています。
最近はまず使うことはないですが、栓抜きの機能もあります。海外ではまだまだ現役。無くてはならない機能のひとつだと思います。
1/4、5/16、3/8サイズのボルトに使えるドライバーがカラビナフックの内側に段々になって付いています。露出したボルトにしか使えませんが、1/4のドライバービットが使えるので、ビットキットを差し込んで使えます。これは結構便利。
インチとミリのスケールがボディに刻まれています、ミリは40mmまで刻まれているので、細かいものの大よその長さを測れます。
塗料やサクマドロップスの蓋を開けるのに便利なクリッパー。意外と使うシーンは多いのではないでしょうか。バー型マルチツールは、この「こじ開ける」という作業がメインと言っても過言ではありません。
床にこびりついた汚れをササッと取りたい時にも使っています。先端が鋭利ではないので、床を傷つける心配もありません。これもよく使う機能のひとつです。
簡単なカラビナですが、鍵束やズボンのベルトループに引っ掛けやすく、ナイフではないので、いつも持ち歩けます。軽量で携帯性に優れていることは大きな魅力でしょう。また、そのシンプルながらもスタイリッシュなデザインは、多くのユーザーにもおススメできます。何気ないプレートツールですが、これひとつで多くの役割をこなせる“ドゥーヒッキー”、アウトドアや日常生活をより便利にする必携アイテムです。
>> NITEIZE
<取材・文/GOL>
GOL|現在、東京近郊の山村と都会で二拠点生活をしています。ライター業がメインですが、地方の魅力発信にも力を入れています。実地でのレビューがしやすい環境を活かしてアイテムを紹介していきます。
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/614353/
- Source:&GP
- Author:&GP
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