本当に使える「スティック&ハンディクリーナー」5選【GP2024上半期AWARD】

【GP2024上半期AWARD】

最新のコードレスクリーナーは、モーターやバッテリーの進化により、コード付きのクリーナーに匹敵する吸引力がある。パワフルな吸引力と使い勝手の良さから選ばれたおすすめのクリーナーを紹介する!

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バッテリーやダストボックスが本体に装着された状態で掃除するコードレスクリーナーは、大きく、重いものが多かった。その割には吸引力がいまひとつだったが、ここ数年はそれが変わってきている。

「最新モデルはモーターやバッテリーが進化し、小型軽量化しています。重さが1kg台でも吸引力はパワフル。日常的な掃除であれば、十分満足できるでしょう」と家電プロレビュアーの石井さん。

数年前と比較すると音も静かになり、夜間に使っても気にならなくなった。これは主にモーターの改良によるものだが、音を漏れさせない工夫も大きい。

他にも、ゴミの有無やバッテリー残量がひと目でわかるランプなど、メーカーによって得意とする機能はさまざまだ。

「最新モデルは運転時間も伸びているので広い部屋でも安心です。複数の部屋に使うのなら、バッテリーを交換しながら使えるタイプがおすすめです」

お手入れ方法についても、チェックしておきたい。昨年からはゴミが飛び散らない紙パック式も注目されている。充電台の部分にゴミを1カ月以上溜めておけるタイプもあり、「ゴミになるべくふれたくない」というニーズに応えた製品も増えている。

家電プロレビュアー/石井和美さん
調理家電や生活家電、日用品のお役立ちグッズなどを中心に製品レビューを得意とし、Webや雑誌などで多数執筆。2018年より家電をレビューするための一軒家「家電ラボ」を開設し、幅広い家電に触れている

 

【GP2024上半期AWARD】
ー生活家電部門・掃除機ー

<大賞>

■持ちやすく、軽い力でスイスイ掃除できる

ケルヒャー
「VC 3」(実勢価格:3万1800円)

全体の重心バランスがよく、持ち手の角度も手にフィットするので、掃除のときは軽く感じました。フル充電時はエコモードで40分も使えるのはうれしい。付属品は全部ワンセットでスタンドに置いておけるので、使いたいときにサッと変えることができて便利です(石井さん)

高圧洗浄機をはじめとする清掃機器メーカーとして、世界的に高い知名度を誇るケルヒャーの新モデル。日本向けに開発した家庭用スティッククリーナーは、エルゴノミクス(人間工学)に基づいたコンパクトでシンプルなデザインで、使い心地の良さを追求している。

▲バッテリー残量が20%以下になるとランプが緑色から赤色に変わり、同時にモードが自動的に1段階下がる

▲ハンディクリーナーとしても使える。すきまノズルなどのアクセサリーも付属しているので、狭い場所も得意

▲LEDライト付きフロアノズルが暗いところでもホコリをしっかり照らすため、取りこぼしを減らすことができる

 

<紙パック秀逸モデル賞>

■軽くてパワフルな紙パック式

アイリスオーヤマ
「充電式紙パック スティッククリーナー MagiCaleena SBD-201P-HC」(2万5080円)

とても軽いのですが、パワフルでゴミの吸引力も文句なし。ヘッドが小さいので、家具が多い家庭にぴったりです。使い捨てダストパックは50枚付属しているので、当分の間、買わずに済みそうです(石井さん)

約1.1kgと軽量ながら強力な吸引力を備え、紙パック式で手入れも簡単。ヘッドはコンパクトで小回りが利く。LEDヘッドライトなど、機能も豊富。静電モップで部屋中を立体的に掃除できる。

▲付属の静電モップで、棚やテレビまわりをすっきり。ついたホコリはクリーナー本体で吸引できる

▲紙パック式なのでゴミ捨ては簡単。飛び散らず、すぐに終わる

 

<ハンディークリーナー賞>

■個室や一人暮らしに使いやすい

Shark
「Shark EVOPOWER DX WV517JST」(3万9600円)

吸引力の高さで定評のあったSharkのハンディクリーナーから新モデルが登場しました。LEDライトも改善されており、暗い場所でもよりゴミを発見しやすくなりました(石井さん)

▲ヘッド内に回転ブラシを内蔵し、カーペットでもしっかりゴミを吸引できるフロア用電動ノズルが便利

▲手にフィットする形状に改良された。フィンガーグリップも深くなり、指をひっかけやすく、ゴム素材で滑りにくい

 

<パワフル吸引力賞>

■紙パック式なのに吸引力が持続!

シロカ
「らくらクリーナー SV-SK151」(2万4860円)

風路を工夫しており、ゴミが溜まってもパワフルな吸引力が続きます。ハンドル部分のバッテリーは取り外しが簡単で、追加でバッテリーを購入してパッと交換できます(石井さん)

ソファの下(高さ最大10cmまで)などの場所もヘッドが浮かず奥までしっかり掃除できる。ゴミがたまっても吸引する力が落ちにくく、パワフルさが持続。丸洗いできる「繰り返し使えるダストバッグ」も付属。

▲運転モード「強」で約15分、「標準」で25分以上運転可能。電池残量が少なくなったら点灯は赤色に変わる

▲ホルダーのレバーをつまむだけで紙パックが外れ、直接さわらずに捨てることができる「触れずにポイ」機能搭載

 

<メンテナンスフリー賞>

■紙パック交換は約3か月に1回でOK

パナソニック
「セパレート型コードレス スティック掃除機 MC-NS100K」(6万5340円)

クリーンドックがあるので、ゴミ捨ての手間が激減。ゴミ捨て時も紙パック式なので飛び散らず、快適です。掃除機のお手入れから開放されたい方に、ぜひ使っていただきたいです(石井さん)

スティックで吸引したゴミは毎回自動で収集され、クリーンドック内の紙パックに蓄積。毎回ゴミを捨てる必要がなく、スティック本体も常に清潔に保つことができる。従来の大きなダストボックスが本体にないため、かけ心地も軽い。

▲面倒なゴミ捨ても約3か月に1回で済む。片手で取り出し、ボタンを押すだけで、ゴミ捨てができる

▲円すい形のダブルブラシが、からんだ髪の毛やペットの毛を自然に除去するので、ブラシのお手入れもラク

※2024年7月5日発売「GoodsPress」8・9月合併号42-43ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【GP2024上半期AWARD】

<文/GoodsPress編集部、石井和美>

 

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