iPhone16シリーズ向け有機EL(OLED)ディスプレイの受注において、Samsung DisplayとLG Displayが激しい受注合戦を繰り広げていると、韓国メディアThe Elecが伝えています。
LG Displayは、iPhone SE(第4世代)向けOLEDディスプレイの一部も受注する見通しと伝えられていました。
iPhone16 Proシリーズ用OLEDをLG Displayが供給と見込み
iPhone16シリーズ向けOLEDディスプレイは、Samsung DisplayがiPhone16、iPhone16 Plus、iPhone16 Pro、iPhone16 Pro Maxの4モデルに供給、LG Displayは昨年同様、iPhone16 Pro、iPhone16 Pro Maxの2機種を担当する見込みです。
今年もLG Displayが担当するのはProシリーズ2機種のみですが、iPhone15 Proシリーズの時とは担当割合が変わるとの見通しを示しています。
LG Displayが供給枚数増加に自信
iPhone15シリーズでは、Samsung Displayが71%、LG Displayが26%を供給しましたが、iPhone16シリーズではこの分担割合が変化し、LG Displayの受注枚数が増加する可能性が高そうです。
iPhone SE(第4世代)向けOLEDも供給と噂
iPad Pro(M4)用タンデムOLEDを受注して以降、LG Displayが存在感を高めています。
iPad Pro(M4)用タンデムOLEDではLG Displayのみ13インチを供給、Samsung Displayが初期歩留まり率の確保に苦慮した際は、不足分をLG Displayが供給しました。
また、iPhone SE(第4世代)向けOLEDディスプレイにおいても、中国BOEの独占供給ではなくLG Displayも供給する見通しです。
なお、iPhone SE(第4世代)向けOLEDディスプレイはiPhone13向けのものが転用される見込みで、製造当初から安定供給が可能でしょう。
ディスプレイパネルサプライヤー間の競争が激しくなることで、卸価格低下に繋がり、販売価格値上げ抑制につながることが期待されます。
Source:The Elec
Photo:Apple Explained/YouTube
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone16-583920/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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