Appleが5Gモデムを独自開発しているのはQualcommから卸価格が高いためで、開発難易度は高いながらも継続して取り組んでいると、Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で説明しています。
5Gモデム独自開発の理由は、Snapdragon 5Gモデムも卸価格の高さ
ガーマン記者によれば、Appleが5Gモデムを独自開発しているのはQualcommからの卸価格が高いと判断しているからとのことです。
対してQualcommは、同社が持つ5Gモデム関連の特許を侵害すること無くAppleが独自開発するのは困難と考えているようで、サプライヤー契約期間の延長へと繋がったのはこれが理由と推察されます。
通信関連チップを順次統合、最終的にAppleシリコンに内蔵か
Appleは将来的に、5GモデムとWi-FiおよびBluetoth関連チップを統合することも検討しており、実現できれば信頼性向上と消費電力削減が実現される可能性があるとガーマン記者は述べています。
信頼性向上とは部品点数削減による故障率低下を指していると思われ、Wi-FiおよびBluetoth関連チップも独自開発し、Broadcomから仕入れることを終了するとの報道もありました。
最終的にはApple AシリーズやMシリーズに統合して搭載する半導体の個数を削減することまで視野に入っているとのことで、実現できれば仕入れ部品数減少による原価(各部品単価の合計金額)の削減や、部品数削減によるロジックボードの小型化の実現も期待できます。
iPhone17シリーズに5Gモデム搭載も、ミリ波サポートせず?
Appleが独自開発している最初の5Gモデムは5Gミリ波に対応しないと噂されており、その場合は5Gミリ波対応iPhoneが販売されている米国向けには販売されず、日本向けモデルに搭載される可能性があります。
独自開発している5Gモデムが実用化されるのは2025年とみられており、iPhone17シリーズの一部のモデルへの搭載が噂されています。
Source:Power On
Photo:Apple Hub(@theapplehub)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone17-584847/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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