使いこなして「あっ忘れてた」をなくそう!iPhone「リマインダー」アプリの小ワザ5選

【iPhoneのプリインアプリ活用術】

日々のタスク管理に、多くの人が何らかのアプリを使っていることでしょう。iPhoneにプリインストールされている「リマインダー」アプリもそうしたタスク管理に使えるアプリのひとつです。ただし、その全ての機能を使いこなしているという方は意外と少ないかもしれません。

「リマインダー」アプリは一見シンプルに見えますが、実は工夫次第でさらに便利に使うことができます。今回は、iOS純正の「リマインダー」アプリを活用するための5つのテクニックをピックアップしたので、見落としているテクニックがないかチェックしてみてください。

 

1. 「すべて」欄でタスクを一括チェック

「リマインダー」アプリでは、例えば「買い物リスト」や「引越しまでにやることリスト」など、「リスト」という単位に分けてタスクを管理できます。

こうしたリストごとにタスクを登録できるのは便利な反面、リスト自体の数が増えてくると、複数の画面を切り替えながらタスクを確認するのが大変になってきます。そんなときに便利なのが、「すべて」欄からの表示です。

リスト一覧が表示されている画面で「すべて」をタップ。これだけで複数のリストに分けて登録したタスクを一括で確認できる画面に切り替わります。

「リマインダー」アプリの操作手順イメージ ▲リストの一覧画面で「全て」をタップすると、複数のリストに登録したタスクの一覧を俯瞰してチェックできる

改めて言われれば非常にシンプルな工程なのですが、意外と見落としがちな部分。全体のタスクを効率よく把握できるようになるので、ぜひ試してみましょう。

 

2. キーワード検索で素早くタスクを探す

登録しているタスクの全体数が増えてくると、それを探すのが大変になることも。タスクを実行したあとに、目的のタスクにチェックを付けるのに手間取ってしまっては、本末転倒です。そんなときには、キーワード検索を使って、リマインダー上のタスクに素早くアクセスしましょう。

リスト一覧が表示された画面で、最上部に表示される検索欄をタップして、キーワードを入力します。該当するタスクが表示されるので、そのままチェックを付けるなどの操作を行えます。

「リマインダー」アプリの操作手順イメージ ▲最上部の検索欄にキーワードを入力すると、タスクを探す手間が省ける

 

3. テンプレートの活用で繰り返しタスクを楽に管理

日常的に同じ内容のリストを何度も作成する場合、いちいち手動で似たようなタスクを入力するのは面倒です。そんなときは、テンプレート機能を使うと時間を節約できます。例えば、「買い物リスト」など定期的に使うリストは、こうしたテンプレート機能との相性抜群。一度テンプレートとして保存しておいたタスクを、次回から簡単に再利用できるようになります。

作成したリストを表示したら、画面右上の「・・・」をタップ。「テンプレートとして保存」を選びましょう。この際、「実行済みのリマインダーを含める」かどうかも設定可能です。これでテンプレートが保存され、次回以降は「リストを追加」からテンプレートを選ぶだけで、手間をかけずにタスク付きのリストを作成できます。

「リマインダー」アプリの操作手順イメージ ▲よく使うと思われるリストは雛形を記入して、右上の「・・・」をタップし、「テンプレートとして保存」を選択。次画面で「保存」をタップしておこう

「リマインダー」アプリの操作手順イメージ ▲あとは「リストを追加」をタップし、次画面で「テンプレート」のタブを選ぶことで、先ほど登録したテンプレートを使って素早くタスク記入済みのリストを作成できる

 

4. 日時設定でリマインダーを的確に通知

アプリ名の通り、タスクの重要度や期限に合わせて、リマインダーを設定することができるのも、このアプリの魅力です。具体的な日時や時間を設定しておくことで、タスクがリマインドされます。

まず、タスクの右端にある「i」アイコンをタップし、「日時」や「時刻」のスイッチをオンにします。時刻は5分単位で設定できます。

「リマインダー」アプリの操作手順イメージ ▲記入したタスクを選択して、右側に表示される「i」をタップ。日付や時刻のスイッチをオンにしたり、フラグを付けたりするなど、重要なタスクは設定を変更しておくとよい

なお、同じ設定画面で、「早期リマインダー」の設定や「フラグ」の付与なども可能。忘れずにこなしたい重要なタスクは、こうした機能を利用して、管理すると良いでしょう。

 

5. ウィジェットとしてホーム画面に配置

「リマインダー」アプリを起動するのが面倒という人は、特定のリストをウィジェットとしてホーム画面に配置する方法がおすすめです。ウィジェットを使うことで、特定のリストへ素早くアクセスできます。もし登録してあるタスクの数が限られているならば、ホーム画面から直接チェックを付けることも可能です。

ウィジェットを配置するには、ホーム画面を長押しして、画面左上に現れる「+」ボタンをタップします。表示されるウィンドウにある「ウィジェットを検索」の欄をタップして、「リマインダー」と入力し、ウィジェットのサイズを選びましょう。「ウィジェットを追加」をタップすると、ホーム画面に配置されます。

「リマインダー」アプリの操作手順イメージ ▲リマインダーのウィジェットを配置するには、ホーム画面の何もないところを長押しし、検索欄で「リマインダー」と入力して、表示された候補をタップ

「リマインダー」アプリの操作手順イメージ ▲左右スワイプでサイズを選択し、「ウィジェットを追加」をタップ。ホーム画面にリマインダーのウィジェットが追加された

ただし、このままではリストが選択されていないので、さらに配置したウィジェットを長押しして「ウィジェットを編集」を選びましょう。ここから表示させたいリストや条件をカスタマイズできます。

「リマインダー」アプリの操作手順イメージ ▲ホーム画面に配置したウィジェットを長押しし、表示されたメニューから「ウィジェットを編集」を選択。次画面で、現在表示されているリスト名が表示されるので、これをタップ

「リマインダー」アプリの操作手順イメージ ▲表示したいリストや、条件を選択(ここでは「買い物リスト」を選択)。選択したリストの内容がウィジェットに表示されるようになる

また、例えば、特定のリストだけでなく、日時設定があるタスクだけを表示することも可能。こうした設定をしておけばより、重要度の高いタスクを素早く確認しやすくなります。

*  *  *

iOSの「リマインダー」アプリは、そのシンプルさゆえに、あまり操作にこだわらず使っている人も多いかもしれません。しかし、今回紹介した5つのテクニックを活用することで、さらにスマートにタスクを管理できるようになるはず。ぜひこれらの機能を試してみて、日々のタスク処理を効率化してみてください。

>> [特集]iPhoneのプリインアプリ活用術

<文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X

 

 

 

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