5Gには、LTEや無線LANなどでも使用される周波数を使ったサブ6GHz帯と、26GHz帯以上のミリ波という主に2種類があります。Appleが日本時間10日未明に開催したイベントで発表したiPhone16シリーズも、米国版を除いてミリ波対応が実現していないことが明らかになりました。
超高速無線通信と超低遅延セルラー通信が可能に
ミリ波の5Gは、超高速無線通信と超低遅延セルラー通信を可能にしますが、その代償として、信号はより短い距離でしか伝送できないという短所があります。また、ガラスや樹木を透過できないことが多いため、通常は屋内での利用が難しいです。
そのため、ミリ波5Gのユースケースはスタジアムのような限られたスポットにとどまりますが、iPhoneのミリ波5G対応は米国およびプエルトリコ版のiPhoneシリーズに限定されていることがわかりました。
以下がミリ波5G対応のiPhone16シリーズのモデル番号です。
- iPhone16: A3081
- iPhone16 Plus: A3082
- iPhone16 Pro: A3083
- iPhone16 Pro Max: A3084
ミリ波対応モデルは物理SIMトレイもなし
米国版のiPhone16シリーズのみ物理SIMトレイが非搭載となっていることがすでに伝えられていますが、ミリ波5G対応モデルは物理SIMトレイがないモデルとなっています。Appleは「ミリ波5G対応、物理SIMトレイなし」と「ミリ波5G非対応、物理SIMトレイあり」の2つを展開している模様です。
5Gデバイスのシェアは確実に上昇中
ミリ波の5G対応はそこまで順調ではないものの、5Gデバイス自体のシェアは確実に上昇しており、2024年前半にはスマホ全体の50%以上に達したことが判明しています。
5Gデバイスの出荷が最も多い国は中国で、2位はインド、3位は米国、そして4位が日本です。
Source: 9to5Mac
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone16-586285/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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