ポストの盗難被害に対抗!AirTagを使った女性の逆襲劇

4,980円で落とし物リスクだけでなく、盗難リスクも大きく下げられるとしたら安い買い物ではないでしょうか。相次ぐ盗難被害に悩む女性が、AirTag入りの荷物をポストに仕込み、犯人の位置情報を特定することに成功しました。

あえて泥棒に盗ませる逆の発想

米カリフォルニア州南部のサンタバーバラに住むある女性(名前非公開)は、郵便局の個人ポストから自分の郵便物が度々盗まれることにうんざりしていました。とまる様子がありません。

そこで彼女が思いついたのが、あらかじめAirTagを忍ばせた荷物をポストに仕込んでおき、泥棒に持っていってもらうという秘策でした。

かくして泥棒はまんまと罠に引っかかります。通報を受けた保安官がAirTagを追跡したところ、郵便局から27キロメートル(km)先のサンタマリアにあることが判明、27歳の女性と37歳の男性2人があえなく御用となりました。犯人たちが逮捕された場所では、罠を仕掛けた被害者の荷物以外に、十数名から盗まれたと思わしき物品が発見されたとのことです。

自分で捕まえようとせず警察に連絡を

盗難被害対策としてAirTagが役立った事件は枚挙に暇(いとま)がありません。ニューヨークでは警察が自転車の盗難防止対策として推奨しているほか、日本で盗まれた車を追跡したところ中東まで運ばれていった事例も確認されています。

しかし、そもそも人の物品を盗難する相手は決して善人ではありません。無理に捕まえようとすれば、反撃されて命の危険に繋がるような、思わぬ事件に発展する恐れもあることは注意しなければなりません。

今回の事件でも、捜査にあたった保安事務所は、被害者の女性が自分で容疑者を追跡するのではなく、法的機関に通報した点を高く評価しています。

Source:CTVNews


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