Google Tensor G5の製造をTSMCに委託か〜G6は2nmに移行の可能性

Googleは2025年に、Tensor G5の製造委託先をSamsungからTSMCに変更する可能性があるとBusiness Koreaが伝えています。

実現した場合、2026年にTensor G6の製造がTSMCの2nmプロセス「N2」で行われることになりそうです。

GoogleがSoCの製造委託先をSamsungが変更の可能性

Googleがシステム・オン・チップ(SoC)の製造委託先をSamsungからTSMCに変更した場合、SamsungはQualcomm Snapdragon 8 Genシリーズに続き大口発注元を失うことになります。

GoogleがTensor G5の製造委託先をTSMCに切り替えるのは、Samsungの3nmプロセスの歩留まり率が低いままで抜本的改善の見通しが立たないためと業界関係者は考えています。

Tensor G5はA18/A18 Proと同じ第2世代3nmプロセスで製造か

予想通りGoogleがTSMCにTensor G5の製造を委託する場合、用いられる製造プロセスはiPhone16シリーズ用A18とA18 Proを製造中の第2世代3nmプロセス「N3E」の可能性が高いでしょう。

Tensor G5のコードネームは「Redondo」で、Googleの自社設計品になるとの噂がありました。この機会に、TSMCの3nmプロセスに最適化した設計に切り替えるのかもしれません。

TSMCは2025年中に更に微細化した2nmプロセス「N2」を立ち上げる見通しですので、Tensor G6は2026年にN2で製造される見通しです。

A19/A19 ProかM5が最初に2nmプロセスで製造と報道

TSMCの次期最先端プロセスであるN2では、最初にAppleシリコンの製造が行われると海外メディアが伝えていました。

その後、AMDやQualcommが続き、新たにGoogleもこれに加わる可能性が出てきました。

TSMCはまもなくN2での先行試作を行うとみられており、3nmプロセスで難渋しているSamsungと対象的に製造プロセスの微細化が順調に進んでいます。

Source:Business Korea via Notebookcheck

Photo:The Information


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