Apple Watch Series 10のアルミニウムケースのジェットブラックを、発売日に入手できたので開封レビューします。光沢のある真っ黒なボディ、薄型化した本体、拡大した画面サイズ、メディア再生可能なスピーカーをチェックしました。
ジェットブラックのApple Watch Series 10が到着!
筆者は、iPhone16発表イベント直後に予約受付が開始されたApple Watch Series 10のアルミニウムケースモデル(46mm、GPS)のジェットブラックを予約しました。
2019年に購入したApple Watch Series 5を使っていた筆者ですが、同モデルがwatchOS11でサポート対象外になるため、買い替えを決断しました。
iPhoen16 Proとともに9月19日に出荷され、9月20日に無事、受け取ることができました。
Apple Watchの名前が型押しされた外箱の中に、Apple Watch本体とバンドのケースが入っています。
iPhoneなどのApple製品と同様、プラスチック製のフィルムは廃止されており、紙のテープを引いてパッケージを開けます。
同梱物は、高速充電用のUSB-Cケーブルと、簡単な案内1枚だけです。
漆黒のApple Watch Series 10、薄さも進化
Apple Watch Series 10のアルミニウムモデルに追加された「ジェットブラック」は、iPhone7以来のカラーで、深みと光沢のある黒が特徴です。
アルミニウムの質感が感じられるApple Watch Series 5のスペースグレイ(右)と比べると、ジェットブラックは真っ黒です。光沢があるので、指紋が目立つのではと心配していましたが、iPhoneと比べて表面積が小さいためか、筆者が使っている範囲ではあまり気になりません。
Appleは、Apple Watch Series 10について本体の薄さをアピールしています。Appleの発表によると、Apple Watch Series 10の厚さは9.7ミリで、Apple Watch Series 9の10.7ミリや、Apple Watch Series 5の10.74ミリと比べて1ミリ、薄くなっています。
Apple Watch Series 5(44mm)と並べて比べると、たしかに薄くなっていることが分かります。
スペック状の違いはわずか1ミリですが、手首に長袖のワイシャツを着る時の引っ掛かりの小ささで、薄さを実感できました。
画面サイズが拡大!
Appleによると、Apple Watch Series 10の画面サイズは、Apple Watch Series 4、5、6、SEと比べて最大30%拡大しています。
また、Apple Watch Series 10をApple Watch Series 5(右)と並べると、Apple Watch Series 10は本体の角がなだらかな丸みを帯びていることがわかります。
また、表示領域が広いので、通知、文字盤や、パスコード入力ボタンの表示が大きくて見やすく、操作しやすいです。
気になったのは、なぜか「モジュラー」文字盤で曜日が見切れてしまうことです。Apple Watch Series 5では問題なく表示されるので、今後のアップデートで修正されることを期待しています。
新装備、スピーカーの威力をチェック
Apple Watch Series 10では、本体側面にメディア再生のできるスピーカーが搭載されました。スピーカー部分のデザインは、従来から大きく変わっています。
iPhoneの「探す」アプリから、音を鳴らしてみました。Apple Watchの「ノイズ」アプリで、音の大きさを測定し、比較してみました。
結果、Apple Watch Series 10とApple Watch Series 5のどちらも最大で74デシベルで、音の大きさは同等でした。
Apple Watch Series 10のスピーカーを使って、音楽を再生してみました。音量を大きくすると、かなりのボリュームで再生されますが、音割れはありません。
筆者の生活では、iPhoneやAirPodsを使わずにApple Watchから音楽を再生するシーンが思い浮かびませんが、イヤホンを装着できないエクササイズ中などに良いかもしれません。
Apple Watch Series 10のマイクには「声を分離」機能がついているので、かかってきた電話に、Apple Watch Series 10で出て会話してみました。
スピーカーから相手の声がはっきり聞こえるほか、ゴーッと音の出る換気扇の近くで話しても、通話相手には声だけが鮮明に聞こえていました。
色々なバンドと組み合わせてみた
ジェットブラックのApple Watch Series 10に、様々なバンドを組み合わせてみました。シックな本体カラーなので、それぞれのバンドとよくマッチします。
Apple純正スポーツバンドの新色「デニム」を組み合わせてみました。ややポップなカラーのバンドともよく合います。
同じくApple純正スポーツバンドで、Apple Watch Series 5で使っていたブラックと組み合わせてみました。黒と黒で、安定のマッチングです。
NOMADのチタン製バンドと組み合わせると、メタリックなブラックどうしで一体感があります。
objcts.ioの黒いレザーバンドと組み合わせてみました。真っ黒な本体カラーと、黒い本革のバンドがよくマッチしています。
土屋鞄製造所のオイルヌメ革製レザーウォッチバンドと組み合わせてみました。艶のあるブラックの本体に、ブラウンの上質なレザーの組み合わせもエレガントです。
まとめ:画面の大きさと薄さの両立は魅力的!
Apple Watch Series 5から、画面の大きくなったApple Watch Series 10に買い替えてみて、画面の大きさは使いやすさに直結しており、魅力を高めてくれていると実感できました。
これまで、Apple Watch Ultraの画面の大きさを魅力に感じていましたが、厚みのあるデザインとシルバーの本体カラーが、スーツには合わせにくく思えて手を出せずにいました。
しかし、画面サイズ拡大と同時に、薄型化も実現したApple Watch Series 10なら、服装を選ばずどこにでも身につけていけそうで満足しています。
以前愛用していたiPhone7 Plus以来の「ジェットブラック」も、筆者の手持ちのバンドとの相性も良く、日常的に様々な場面で活躍してくれそうです。
- Original:https://iphone-mania.jp/iwatch-587538/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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