【傑作&大本命モノ決定版】
今秋のスマートウォッチは豊作だ。Apple、Google、Samsungがそれぞれ個性際立つ新モデルを投入。ガーミンのフラッグシップも独自の仕様で存在感を放つ。ここでは、こうした最新注目機種を中心に、製品をチェックしていこう!
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24年の夏から秋にかけて、スマートウォッチの主要ブランドがそれぞれ主力製品を投入してきた印象だ。7月末にはSamsungが「Galaxy Watch」シリーズの最新モデルを販売。特にアウトドアシーンの利用を想定した「Ultra」はAndoroidユーザーにとっての選択肢を広げる一台だ。また8月にはガーミンがフラッグシップの「フェニックス8」シリーズを発売。同社が得意とする太陽光発電を組み合わせた上位モデルは、約48日間という桁違いのロングバッテリーを謳う。
9月に入ると、グーグルが「Google Pixel Watch 3」を、アップルが「Apple Watch Series 10」をリリース。前者は新たに45mmを追加し、後者は往来よりケースサイズを1mm拡大した42mm・46mmの2サイズ展開となるなど、大型化の傾向が顕著だ。Pixelシリーズや、iPhoneシリーズを使うユーザーにとっては、まず検討したい有力候補となるだろう。
一方、コスパ重視の選択肢は春の時点で多く発売されており、たとえばファーウェイの「HUAWEI WATCH FIT 3」などに注目。装着感の良いフルオロエラストマー製のストラップバンドや、新搭載のカロリー計算機能などを備え、2万円台前半の価格はいまなお魅力的だと言えよう。
ライター 井上 晃さん
スマホやスマートウォッチを軸にガジェットやサービスを取材。雑誌やWebメディアに寄稿する。2014年秋の発表から10周年を迎えたApple Watchシリーズは初代から長年愛用する
<大本命>
1. 約3年ぶりのデザイン刷新に注目
Apple
「Apple Watch Series 10」(5万9800円~)
輝度自体は変わってないものの、斜めから見た明るさが最大40%向上しており、見やすさに磨きがかかっています
9月に発売されたApple Watchの最新機種で、46mm、42mmの2サイズ展開。従来のステンレススチールケースが廃止され、チタニウムケースを選べるようになった。水温センサーや6mまでの水深計を新搭載し、シュノーケリング利用などにも対応。
▲従来よりケースサイズの縦横を1mm増やし、表示領域を拡張。ケースサイズが変化したのはSeries 7以来だ
▲サイズアップの反面、厚みは1mm薄く。デザイン変更に伴い裏蓋の素材もセラミックからメタルに変わっている
■「Apple Watch Ultra 2」に新色が追加
Apple
「Apple Watch Ultra 2」
(12万8000円~)
Ultraシリーズの新モデルは発表されなかったものの、既存モデルの新カラー「ブラックチタニウム」が新登場。なお、Ultraシリーズ初のメタルバンドとなる「チタニウムミラネーゼループ」の追加にも注目したい。
<シンプルデザイン>
2. 45mmが初登場! 運動機能も充実
Google
「Google Pixel Watch 3」(5万2800円~)
9月発売のシリーズ第3世代モデルで、41mmと45mmモデルの2サイズ展開。最大輝度を2000ニトに上げ視認性を改良しつつ、リフレッシュレートを1~60Hzの可変に対応させるなど、バッテリー持ちへの配慮も。
▲ワークアウトや日々の運動強度を示す「有酸素運動負荷」や「今日のエナジー」などヘルスケア関連の新機能が充実
▲同社のスマートホーム機器との連携機能を備え、カメラで撮影した映像をウォッチの画面で確認することもできる
<タフネス>
3. アウトドア向けの新しい選択肢
Samsung
「Galaxy Watch Ultra」(12万6940円)
運動時省電力モードで最大48時間のバッテリー持ちも魅力。LTE通信もサポートして幅広い運用が期待できます
米国国防総省が定めるMIL規格準拠のタフネスと、10ATM/IP68の防水・防じん性能を備えたアウトドア向けのスマートウォッチ。新搭載の「クイックボタン」によるショートカット操作や、サイレン機能なども備える。
▲画像は「チタニウムグレー」モデル。ストラップバンドはピンバックル式で、ケースカラーによって色も異なる
▲暗い場所では自動で「ナイトモード」に切り替わり、画面の視認性を維持。明るい場所での輝度は最大3000ニト
<多機能>
4. 約1カ月持つ超ロングバッテリー
Garmin
「fēnix 8 Sapphire AMOLED 51mm」(19万8000円)
ソーラー充電対応のDual Powerモデルもあり、そちらは太陽光発電を併用すると約48日間も電池が持ちます
8月に発売されたフラッグシップモデル。有機ELを備えたAMOLEDモデルは、スマートウォッチモードで約29日間のバッテリー持ちを誇る。スピーカーとマイクを備え、同社初の音声コマンド機能にも対応を果たしたのがトピック。
▲日本詳細地形図(DKGマップ)や、ゴルフコース、スキーマップなどを内蔵。登山地形図など有料地図も追加可能
▲標準規格EN13319に準拠し、40mまでの潜水をサポート。水温や水中コンパス、深度、浮上速度などが測定可能に
<ハイコスパ>
5. 日々のカロリー管理に使いやすい
HUAWEI
「HUAWEI WATCH FIT 3」(フルオロエラストマーベルト:2万3980円~)
5月発売の高コスパなスマートウォッチ。約1.82インチ型のディスプレイを備え、最大輝度は約1500ニト。バッテリーの持ちは通常使用で約10日間だ。ストラップの質感も良く、5ATMの防水性能も備えており、使い勝手は◎。
▲運動中の心拍数測定はもちろん、睡眠やストレスのモニタリングなど、ヘルスケア関連機能が充実している
▲カロリー管理機能を無料で使える。摂取量はスマホアプリから手動で、消費量はウォッチから自動で記録する仕組み
※2024年10月4日発売「GoodsPress」11月号36-37ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/井上 晃>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/632964/
- Source:&GP
- Author:&GP
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