Appleサプライチェーンの脱中国化の動きは以前から報じられていましたが、トランプ大統領の再選を受け、中国への貿易制裁の強化がほぼ確実視される中、Appleはインドへの生産移管を加速させていると伝えられています。
中国からインドへの大胆な方向転換
インドのメディアMoneyControlによると、Appleは現在、40社以上のインドサプライヤーと交渉を進めており、その中には大手テクノロジー企業やコングロマリットから、IT企業、電子機器製造サービス(EMS)プロバイダーまで、さまざまな企業が含まれているとのことです。
また、Appleはサプライヤー候補のリストアップにも取り組んでおり、どの部品をどのインド企業から調達できるかを評価しているとされています。
脱中国は容易ではない?
トランプ大統領の再選を受け、急速にインドへの生産移管を進めるAppleですが、2020年までほぼすべての部品を中国で調達していた背景を考えると、脱中国化は決して簡単な課題ではありません。
一方で、特定の中国企業の重要性がむしろ高まっているという報道もあり、完全に中国から離れることが可能なのかは依然として不透明です。
Appleが懸念することは?
このまま中国を基盤とした生産を続けた場合、トランプ大統領の貿易制裁により、中国から輸入される部品やデバイスに課される関税が急上昇する可能性が指摘されています。
Appleとしては、デバイスの急激な価格上昇を避けるためにも、事前に生産体制を再構築しておく必要があるとの狙いがあるようです。
Source: MoneyControl via AppleInsider
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-590708/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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