アナリストのミンチー・クオ氏が、iPad Pro (M4)の後継モデルとなるiPad Pro (M5)の量産開始時期と、Appleが2025年に発売すると噂のスマートホームディスプレイに関する予想を、Mediumに投稿しました。
iPad Pro (M5)は2025年下半期に量産開始
クオ氏はiPad Pro (M5)について、2025年下半期(7月〜12月)に量産が開始されると述べています。
クオ氏はM5の製造プロセスに触れていませんが、最近の予想ではTSMCの2nmプロセス「N2」での製造は間に合わず、第3世代3nmプロセスである「N3P」になるとみられています。
中国企業がスマートホームディスプレイで重要な役割
クオ氏はまた、Appleが2025年に発売すると噂のスマートホームディスプレイに関して受託製造を行うサプライヤーと、ディスプレイサプライヤーについても取り上げています。
クオ氏によれば、スマートホームディスプレイ向けディスプレイは中国Tianmaが供給、受託製造はBYDが独占的に担当するとのことです。
2025年に発売されるスマートホームディスプレイは廉価モデルとのことですので、価格競争力に優れる中国のサプライヤーが受注したのかもしれません。
対して、2026年に発売されると噂の上位モデルは、Foxconnなど実績のあるサプライヤーが受注する可能性が高いと予想されます。
スマートホームディスプレイのスペックと発売予想時期
クオ氏はスマートホームディスプレイのスペックについて、搭載チップはA18でディスプレイサイズは6インチ〜7インチ、Apple Intelligenceに対応すると記しています。
発売予想時期は2025年第3四半期(7月〜9月)以降とのことで、対応するソフトウェア開発の遅れにより、第1四半期(1月〜3月)には間に合わないとクオ氏は伝えています。
なお、このスマートホームディスプレイについてクオ氏は、ディスプレイを搭載したHomePodと記しており、Bloombergのマーク・ガーマン記者の予想と異なる部分があります。
iPhone向けOLEDディスプレイを狙うTianmaに追い風
クオ氏の予想通りであれば、iPhone SE 4向けOLEDディスプレイの供給を希望しながら実現しなかったと噂のTianmaにとって、Appleのサプライチェーンに参画する大きなチャンスとなります。
Source:郭明錤 (Ming-Chi Kuo)/Medium (1), (2)
Photo:Tech God(@tgod34748)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/ipadpro-591015/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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