Appleが現地時間2024年12月10日、将来的に折りたたみデバイスに採用する可能性があるヒンジ(蝶番)の特許を取得しました。
今回特許を取得したヒンジは、Androidスマートフォンで採用例が増えている水滴型ヒンジではなく一般的な形状をしています。
特許の適用例にはiPhoneやiPadに加えMacBookも
Appleが今回取得した特許には、このヒンジを採用するデバイスの例としてiPhoneやiPadに加え、MacBook、テレビ、モニターなど複数の製品が記載されています。
特許に記されたヒンジの構造
ヒンジ(下記図表10)は、複数のギア(68-1〜68-4)で構成されます。
下記図表4はヒンジ(40)の横断面で、折りたたみディスプレイパネル(14)らしきものはヒンジ内で折りたたまれる構造です。
そのため、水滴型ヒンジを採用するGalaxy Z Fold5のように折りたたまれたディスプレイ同士が密着する構造にはならず、Galaxy Z Fold3のような隙間があく構造になりそうです。
ディスプレイの折り目解消に有利なデザインか
ただし、このヒンジの構造にも利点があると考えられ、Appleが折りたたみデバイス発売に向けた最大の課題としているディスプレイの折り目解消という点では、水滴型ヒンジよりもディスプレイの曲げ曲率(図表4の28からのR)が緩いものになることで、他の特許と組み合わせると有利に作用する可能性があります。
Appleは、折りたたみディスプレイの折り目を解消するために、ディスプレイを展開した際に折り目の下部に配置されたポリマーがディスプレイパネルを押し上げるように作用する特許を出願していました。
Source:Patently Apple
Photo:Apple Hub/Facebook
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-591235/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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