【Apple Watch Hacks_27】
ディスプレイサイズの限られたApple Watchでは、ホーム画面にアプリアイコンが溢れていると操作しづらくなりがち。なるべくシンプルに整理しておきたいものです。
2023年にリリースされたwatchOS 9.4からは、OS標準の一部アプリも含め、不要なアプリアイコンをApple Watchのホーム画面から削除して非表示にできるようになっています。
こうしたカスタマイズは以外とおざなりになっていることが多いと思いますが、本稿では、あらためて不要なアプリを削除する手順と、それに関連する操作について、おさらいしていきましょう。
※本稿の内容は、iOS 18.2.1とwatchOS 11.2で検証しています
■Apple Watchから不要なアプリを削除する手順
Apple Watch上から純正アプリを削除する方法は主に2つあります。
ひとつは、ペアリングしているiPhoneでアプリを削除する方法です。これによって同期しているApple Watch上でも、そのアプリが削除されます。サードパーティ製のアプリについては、「Watch」アプリ上の操作で、「アプリをApple Watchで表示」のスイッチをオフにすることで、Apple Watch上から消すこともできます。
もうひとつは、Apple Watch上の操作で、直接アプリを削除する方法です。
こちらの手順としては、まずDigital Crown(リューズ部分)を押し、アプリアイコンの並ぶホーム画面を表示しましょう。
続いて、iPhoneでアプリを整理するときの操作と同様に、アプリアイコンを長押しします。削除操作に対応したアプリアイコンの肩に、削除ボタン(×)が表示されるので、これをタップ。さらに確認のために表示されるメニューから「アプリを削除」のボタンをタップすればアプリが削除されます。
▲アプリアイコンを長押し(左)。左肩に表示された「×」をタップ(右)
▲「アプリを削除」をタップ(左)。ホーム画面からアプリアイコンが消えた(右)
ただし、2025年1月現在、筆者が検証した範囲では、全てのOS標準アプリをApple Watch上の操作で削除できるわけではないようでした。公式のヘルプページで確認してみると、消せるアプリが一覧で表記されていました。Apple Watch上での操作ではなんでもかんでも消せるわけではないわけですね。
▲公式のヘルプページに記載されている、Apple Watch上の操作で削除可能なアプリ一覧
なお、Apple Watchで直接不要なアプリを削除した場合、ペアリングしているiPhone側への影響はありません。しかもホーム画面上でアプリアイコンが非表示になっても、その機能自体が消えるわけでもないようです。
例えば、Apple Watchのホーム画面から「連絡先」アプリのアイコンを削除したとしても、iPhoneでは連絡先アプリを使い続けられるわけです。またApple Watchの設定画面の一覧にも「連絡先」という欄が用意されていて、ここから連絡先情報にアクセスできます。「どうせApple Watchじゃアプリアイコンから機能を開かないからな」というアプリアイコンがある場合、ウォッチ上の操作でどんどん消してしまって問題ないでしょう。
全てのアプリ・機能について挙動を確認したわけではありませんが、多くの場面において、削除というより、ホーム画面からアイコンを非表示にしているという感覚に近そうですね。
■消してしまったときに、一部の機能に影響が出るアプリもある
一方、標準アプリをApple Watchから削除した場合に、全く影響が出ないわけでもないようです。
こちらは実際に検証したわけではありませんが、公式のヘルプページでは、Appleデバイスから標準アプリを削除した際に起こりうるいくつかの留意事項が記載されています。
このうちApple Watchで影響があると思われる事項としては、「心拍数」アプリを削除してしまうと、心拍数や心拍リズム、心肺機能の通知が表示されなくなるともされていることなどが重要そうです。
また、一部のアプリについては、コンプリケーション(文字版上に配置する機能)での利用にも影響する可能性があるかもしれません。例えば、「天気」アプリはApple Watch上の操作では削除できませんが、iPhoneからは削除できます。もしiPhoneで「天気」アプリを削除した場合、Apple Watch上でも「天気」アプリは見当たらなくなります。この場合には、コンプリケーションで「天気」を選べなくなっていました。
アプリ自体は起動していなくとも、どこかでその機能を利用しているかもと思うようなアプリは、削除せずにおくのが良いでしょう。
■削除してしまったアプリを復元したい場合の操作
ちなみに、もし一度削除したアプリを、ふとした拍子にまた使いたくなった場合には、App Storeから再インストールすることで、Apple Watch上に復元することが可能です。
この際は、Apple Watch上で直接「App Store」アプリを起動し、該当のアプリを検索すればOK。再ダウンロードを実行することで、アプリをインストールできます。
▲「App Store」アプリをタップ(左)。アプリ起動後に、画面左上にある検索欄をタップして、アプリ名を入力し、「検索」をタップ(右)
▲ダウンロードのボタンをタップすると(左)。Apple Watch上にアプリが再インストールされた
* * *
完全に余談ですが、最近Apple WatchのスクリーンショットがiPhoneに同期されにくくなったような…。本稿を書くうえでもやや戸惑いました。
筆者の環境では、Apple Watchを再起動したタイミングで一気に同期されることが2回続いたので、何かあれば試してみると良いかもしれません。こうした挙動も続くと結構困るので、改善されると良いですね。
<文/井上 晃>
井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X
【関連記事】
◆iPhone+Apple Watchユーザーに最適なマグネット式モバイルバッテリー登場
◆世界初、Apple Watchに7.5Wの急速充電ができる大容量モバイルバッテリー!
◆3つのApple製品を同時充電!等高線をあしらったROOT CO.らしいデザインにも注目!
- Original:https://www.goodspress.jp/howto/653910/
- Source:&GP
- Author:&GP
Amazonベストセラー
Now loading...