山行に欠かせないレインウェアは、高い防水性はもちろん、携帯性や軽量性、さらにはゴワつかない快適な着心地も重要です。
そんな条件を兼ね備えた一着が、フランスの老舗アルパインブランド・MILLET(ミレー)を代表する高機能防水ウェア「ティフォン」シリーズ。
登場から10年を迎えた人気シリーズが、大幅なリニューアルを実施。革新的な進化を遂げた「ティフォンストレッチ」と「ティフォンファントム」が誕生しました。防水性・透湿性をさらに高めつつ、軽さ・薄さ・着心地の良さを追求した、まさに究極の高透湿防水ウェアです。
低体温症による山岳事故を防ぐため、これまでにない高い透湿性と強い雨に耐える防水性を備えたウェアを作る──そんなプロジェクトのもと、2015年に誕生したのが防水ウェア「W7 50000(ダブルセブンゴマン)」です。
翌2016年には、ダブルセブンのアップデートとともに、フランス語で“耐風”を意味する「typhon」を商品名に採用。こうして「ティフォン」シリーズが誕生しました。
ティフォンが採用するのは、防水透湿メンブレンを50デニールの表地と15デニールの裏地で挟んだ3層構造の防水透湿素材。
生地や糸、接着方法の組み合わせを何万通りも模索し、研究を重ねた末に誕生したファントム独自の生地は、耐水圧30,000mm・透湿性50,000g/㎡/24hという高い性能を実現。さらに、表面にDWR(耐久撥水)加工を施すことで、高い撥水性も備えています。
裏地には、国内に数台しかない特殊な機械で編まれた、極めて細かい丸編みニット構造の15デニール生地を採用。
このしなやかで肌触りの良い生地に、別注のシームテープを施すことで、防水性を確保しつつ、ソフトシェルのような快適な着心地を実現しています。
▲「TYPHON ST JKT
この「ファントム」の優れた機能性を受け継ぎ、さらに進化した「TYPHON ST JKT(ティフォン ストレッチ ジャケット)」(3万6300円)。その名の通り、アクティブな動きにも対応する優れたストレッチ性を備えているのが大きな特徴です。
伸縮性を備えたポリウレタン製の防水透湿メンブレンに加え、糸の段階で特殊な加工を施し、優れた伸縮性を付加したナイロンを高度な技術で編み上げた表地を採用。その結果、ナイロン100%とは思えないほどの驚異的な伸縮性を実現しています。
クライミングシーンにも対応できるよう、フードはヘルメットの上から被れる設計に。カラーはブラック、ブルー、レッドを含む全5色展開です。
▲「TYPHON PHANTOM TREK」
新たに登場した「TYPHON PHANTOM」は、ティフォンシリーズ史上、最強・最薄・最軽量のプロダクト。その名のとおり“ファントム=実体のない亡霊”のように、表地と裏地に7デニールの極薄生地を採用し、内側が透けるほどの圧倒的な軽さを実現しています。
極薄ながらも高密度に編み込んだ表地を採用し、50,000mmの耐水圧を実現。さらに、薄型の3層構造生地にすることで、透湿性は60,000g/㎡/24hに向上。従来モデルを上回るハイスペックな防水透湿性能へとアップデートされています。
▲「TYPHON PHANTOM FAST」
ファントムシリーズには、過酷な登山にも対応する「TYPHON PHANTOM TREK(ティフォン ファントム トレック)」と、わずか132gの超軽量仕様を実現した「TYPHON PHANTOM FAST(ティフォン ファントム ファスト)」(各4万2900円)の2モデルをラインナップ。どちらもアイコンブルーとスモークドパールの2色展開です。
新たに進化を遂げたティフォンシリーズは、2月28日より発売。優れた透湿防水性能で、過酷な環境でも命を守る心強い相棒となることでしょう。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/661734/
- Source:&GP
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