カメラ好きの間では、一眼レフ用レンズメーカーとして広く親しまれているシグマ。しかし、実はフィルム時代からカメラ本体を製造しており、現在も他社とは一線を画す個性的なデジタルカメラを開発・製造していることでも知られています。
そんなシグマがこの春、新作「Sigma BF」(ボディのみ:38万5000円)を発表。Lマウント採用のフルサイズミラーレスカメラとしては、2019年発売の「Sigma fp」以来6年ぶりとなる新作で、洗練を極めたデザインと革新的な性能が、カメラファンの間で大きな話題を集めています。
まず真っ先に注目すべきは、面と線を強調した端正なルックス。継ぎ目のないユニボディ構造を採用した本体は、2025年2月現在、カメラ史上初の試み。なんと、一塊のアルミニウムを約7時間かけて削り出して作られています。
洗練を極めたシャープなデザインと適度な重量感が、手にした瞬間から特別な満足感をもたらしてくれます。
また、操作性もゼロから再構築。従来のフィルムカメラ時代から受け継がれてきた撮影モードダイヤルを廃し、「Sigma BF」ではシャッタースピード・絞り値・ISO感度・露出補正といった主要な撮影設定を、ライブビューモニター下部にシンプルに格納。全く新しい発想のUIを採用しています。
撮影に必要な要素には指先ひとつで素早くアクセスでき、それ以外の副次的な項目はオプションメニューに、管理機能はシステムメニューに格納。
この構成により、従来のデジタルカメラにはなかった優れた操作性を実現しています。
さらに、すべての操作は本体に搭載された3つのボタンとダイヤル、シャッターボタン、電源ボタンに集約。
特に、モニター横に配置された3つのボタンとダイヤルには、ミラーレスカメラとして初めて感圧式ハプティックボタンを採用。心地よいクリック感で、より正確な操作が可能になっています。
カメラとしての性能面に目を向けると、有効画素数は約2460万画素で、35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載。レンズマウントはLマウントに対応しています。
また、ボディ内に約230GBのSSDストレージを内蔵し、カードスロットを排した設計も大きな特徴のひとつ。JPEGなら最高画質設定で約1万4000枚、RAW画像で約4300枚、動画なら2.5時間以上の記録が可能です。保存したデータはUSB Type-C経由でPCなどに転送できます。
さらに、新開発のハイブリッドオートフォーカスシステムを採用。像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせることで、より高速かつ精度の高いフォーカシングを実現しています。
また、豊かな表現を手軽に楽しめる13種類のカラーモードを搭載するなど、描画力も大幅に向上。ボディカラーはシルバーとブラックの2色展開で、豊富なレンズオプションと組み合わせることで、目的やシーンに応じた撮影の楽しさを提供します。
直感的な操作で手軽に楽しめる個性豊かな作品づくり。さらに、とびきりクールなルックスを兼ね備えた、新しいコンパクトフルサイズミラーレスが誕生。これまでにない撮影体験を提供する一台が、4月に登場します。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/662153/
- Source:&GP
- Author:&GP
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