DJIのワイヤレスマイクを仕事で活用。面倒な文字起こしから解放されたかも!?

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

動画撮影で人気の「DJI Mic」シリーズ。最新作は昨年11月に発売された「DJI Mic Mini」です。先日このワイヤレスマイクを買ったんですが、これがまぁ仕事にも使えるのなんのって。

そもそもこの「DJI Mic Mini」シリーズ、いろいろとセット売りされているんですが、仕事で使うならマイクの役割を担う“トランスミッター”1台だけで十分です。単体でスマホとBluetooth接続できるから、レシーバーがなくてもOK。それにセットだと2万円以上するところ、「DJI Mic Mini トランスミッター」だけなら7700円で購入できます。

これで動画撮るの? と思われるかもしれませんが、仕事で使います。

▲左が仕事で使っているICレコーダーで、右が「DJI Mic Mini トランスミッター」。とにかく小さい

取材、発表会、会議、打ち合わせなど、メモしたいシーンはいろいろあり、そこでこいつが活躍するわけです。

普段使っているスマホはGoogle Pixelなんですが、Pixelシリーズには「レコーダー」というアプリがプリインストールされてます。こいつがまた有能で、録音したそばから文字起こしをしてくれるんですよ。

なので、「DJI Mic Mini トランスミッター」で拾った音声を「レコーダー」アプリで録音&文字起こし。その後、文字起こしされたテキストデータをGoogleドキュメントにアップロードして、テキストメモとして利用するというわけです。

▲打ち合わせ中にマイクとして使われている「DJI Mic Mini トランスミッター」

もちろんスマホのマイクで録音してもいいんですが、そもそもスマホが大きいし、マイクの位置を考えてスマホを置く必要がある。それに、スマホをドンとテーブルの真ん中に出したくない。

また「DJI Mic Mini トランスミッター」にはノイズキャンセリング機能が付いているので、騒がしい環境でもクリアに録音できる。さらに音量が大きい場合は自動で調整して音の歪みを防いでくれる。あと、なんといっても小さい。

▲サイズはW26.06×H15.96×D26.55mm、重さは約10g

最近は、録音データを文字起こししてAIで要約をまとめてできるデバイスが話題になっていますが、個人的には文字起こしの精度が高いほうがありがたく、AIでの要約は毎度必要なわけではないんです。また「思いついたアイデアを録音して要約したものをノート化し、ノートアプリに整理する」までを自動化している人もいるようですが、それはそれでスゴいなと思いつつ、自分には今のところ必要ないなと。それよりも、話した内容、聞いた内容のメモを残すうえでラクになることを目指した、ということです。要約したい場合は、そのメモをAIに要約させればいいかなと。

でも、アイデアや原稿を口述してみるってのも今後試してみたいですね。原稿は、書きながら行ったり来たりするので難しいかもですが。

そういう用途でも、この「DJI Mic Mini トランスミッター」は使いやすいと思います。

駆動時間は10時間以上で、クリップやマグネットで服に取り付けられるってのがポイント。ワイヤレスマイクと考えるとアタリマエの機能ですが。

▲裏側にクリップが付いている

▲クリップ部にはマグネットがくっつく。付属のマグネットはかなり強力

▲付属のウインドスクリーンを取り付けてクリップで固定した様子

▲マグネットを使ってカーディガンの裏側に取り付け。目立たなくしたいならこれもアリ

服に付けて電源をオンにしておけば、音声メモしたい時には、スマホの「レコーダー」アプリを起動して録音を開始するだけでいい。文字入力のように時間が取られることもないし。ただし、ひとりでブツブツ喋ることになるので、どこでもできるわけじゃないですが。

ちなみに充電は付属の充電器を使います。充電器にはUSB Type-Cの端子が付いているので、ケーブルを挿せばOK。

充電器以外にもウインドスクリーン2種とケーブル、ポーチが付属しています。ゆくゆくはトランスミッター2台で動画撮影時に使いたいというなら、充電ケースやトランスミッター+レシーバーのセットを買い足していくこともできます(当然、セットより割高ですが…)。

実は最近、ICレコーダーの録音データを文字起こしするにあたって、いろいろWebで無料でできるサービスがないか探したんですが、完全無料でやってくれるサービスがほぼなかったんですよ。あっても無料の場合は制限があったり…。

また、Googleドキュメントでの音声からの文字起こしは、録音データには対応していないんです(音声入力のリアルタイム文字起こし機能はあります)。

とまぁ、どれもこれも中途半端だったわけですが、今後はスマホの「レコーダー」アプリと「DJI Mic Mini トランスミッター」を使って、さらなる省力化ができそうな気が。「レコーダー」アプリをフル活用している人からすれば、今さらかもしれないですが。

そうそう、この「レコーダー」アプリ、Android端末ならGoogle PlayからDLすれば使えますよ。

正直、文字起こしの精度はまだまだですが、録音データを聞きながらパチパチ打っていくことを考えると、間違いが多くても意味がわかれば十分です。正確さが必要なければ、そのままAIに要約させればいいしね。この文字起こしの精度を少しでも上げるという意味でも、外付けのワイヤレスマイクを使うというのはアリな気がします。

>> DJI「MIC Mini」

<取材・文/円道秀和(&GP)

円道秀和|&GP編集部所属。担当ジャンルはITデジタル、オーディオビジュアル、ホビー他。好きなものはコーヒー、旅行、キャンプ、乗り物全般、カレー、ラーメン、アジア料理、小さいギア。好きが高じてSCAJコーヒーマイスターの資格を取得。

 

 

【関連記事】

◆超小型&超軽量なワイヤレスマイクで動画のクオリティが大幅アップ!
◆重さわずか10g!超軽量ボディなのに高いパフォーマンスを誇るミニワイヤレスマイク「DJI Mic Mini」
◆めちゃ軽&コンパクトなワイヤレスマイクで動画のクオリティを大幅アップしよう!


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA