Appleが導入を遅らせている「パーソナライズされたSiri」は、ユーザー個々の状況を理解し、より高度な質問に答えられるようになるとされています。しかし、現時点ではまだ実装には至っておらず、今後本当に提供されるのかが議論の的となっています。そうした中、Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン記者が、同技術の現状について報じています。
機能の動画広告、記述が削除
このパーソナライズされたSiriは、2024年秋のイベントで発表されたものの、年が明けてもなお実装は行われていません。さらに、Appleがこの機能に関する動画広告を非公開とし、公式サイトからの記述も削除したことで、Appleユーザーの間に不安が広がりました。
Appleと深い関係を持つとされる著名ブロガー、ジョン・グルーバー氏も今回の件に言及し、「誇大マーケティングの可能性がある。Appleの信頼が根底から揺らぎかねない」と厳しい見方を示しています。
機能は本当に実装されるのか?
多くのユーザーが気にしているのは、このSiri機能が実際に開発されており、将来的に本当に使えるようになるのかという点です。これについて、ガーマン記者が独自に取材を行った結果、ある程度機能がすでに動作していることが確認できたと報告しています。
ガーマン記者によると、Siriは次のようなタスクをこなすことができたとのことです。
- 運転免許証の番号をコマンドで検索
- 子どもの特定の写真を見つける
- 音声コントロールでアプリを正確に操作
- 電子メールにコンテンツを埋め込み、受信者を追加し、その他の変更を加える
ガーマン記者「実装は確実」と予想
ガーマン記者は最新のBloomberg記事の中で、「Siriのパーソナルコンテキストの理解、画面上での認識、アプリ内でのアクションは現在開発中であり、将来のソフトウェアアップデートで利用可能になる見込みだ」と述べており、機能の実装は確実との見方を示しています。
気になるリリース時期については、「早くても来年以降になる見通し」で、今年中の実装は難しいと予想されています。
Source: Bloomberg via MacRumors
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-593481/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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