【女性美容ライターがメンズ美容をナビ!】
洗顔はスキンケアの基本! 清潔感キープのためにいい化粧水や美容液を使っても、それを受け止めるきれいな土台=肌がないと意味がありません。「朝は水で洗うだけ」なんて人は要注意。男性は女性より皮脂量が多いので、そのままだとベタつきや肌荒れに直結してしまいます。今回は洗顔の大切さや正しい洗い方、おすすめのアイテムまで一気に解説していきます!
美容ライター/森りさ
男性ファッション誌、女性ファッション誌で編集者として勤務後、ライターに。現在はWEBメディアを中心に、ファッション・美容・恋愛記事などを執筆。自身の美容はもちろん夫のプロデュースにも熱心で、メンズ美容を研究中。
Q. 「洗顔が基本、大事と言うけどどう選べばいいかわかりません」H.Mさん(38歳)
A. まずは自分の肌状態の見極めを。悩みに合わせたアイテムを選びましょう!
前述した通り男性は女性よりも皮脂の分泌量が多いので、何を選ぶか迷ったら「皮脂をしっかり洗い流す」「潤いをキープする」両方を叶えてくれるアイテムを選べば間違いありません。肌荒れや乾燥など明確な肌悩みがあるなら、それらを解決してくれる成分入りのアイテムが美肌への近道。夜寝ている間にも皮脂分泌はされているので、1日2回(朝と夜)しっかり洗いましょう。肌表面の汚れが落ちると肌が柔らかくなり、その後に使う化粧水などが浸透しやすくなるので、いつものスキンケアがより効果を発揮するはず。テクスチャを2cm程度手に出してぬるま湯を加えて泡立てるのが基本ですが、商品によって目安量や使い方は異なります。使用前に商品説明をよく読んで、正しく使うのが肝心です。
■女性ライターが厳選! 肌の悩み別おすすめ洗顔アイテム
「ベタつき・テカり」「ニキビなどの肌荒れ」「乾燥」肌悩みに合わせたおすすめアイテムをセレクトしました。泡立てるタイプが多いですが、そのまま塗布するジェルタイプなど時短になるものもあるので使いやすさを重視するのも手。悩みが特にないという人向けにベーシックなアイテムもピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。
<べたつき、テカリが気になる>
■ベタつきの原因である皮脂を洗い流す洗浄力が重要!
ベタつきやテカりの原因は、ズバリ皮脂。これをしっかり落とすためにも洗浄力が高いものを選ぶのがおすすめ。ただ、落としすぎると逆に皮脂が過剰分泌されることがあるので、保湿成分が入っていることも重要。皮脂吸着成分なども有効です。
1. 大人のねっとりアブラを毛穴の奥から徹底洗浄。さらさら肌に!
ルシード
「EXオイルクリア洗顔フォーム」(130g・418円)
皮脂クリア成分でアブラを溶解し、さらに浮かした皮脂をW皮脂吸着パウダーが絡めとる徹底された2段構え。洗顔後もパウダーが肌に残り、出てくる皮脂を吸着するのでテカり防止にも。肌にハリを与え、キメを整える成分も配合。
<RECOMMEND POINT>
さっぱり感が強めで毛穴の奥まで洗えたような感覚。それでいて皮脂を取りすぎる感じはなく、適度に肌が潤うのがすごい!
2. スクラブで“磨き上げる”! ベストコスメ多数受賞の人気洗顔
KANEBO
「スクラビング マッド ウォッシュ」(130g・2750円)
スクラブが入った生泥感覚のペーストが肌に密着。余分な皮脂、古い角質、毛穴汚れをすっきりオフします。濡らした肌にペーストをそのまま馴染ませ、少量の水を含ませ泡立てながら洗い流すユニークなプロセス。保湿成分入りなのでつっぱり感はなく潤いが残る設計。
<RECOMMEND POINT>
しっかりしたスクラブでザラつきや毛穴汚れすっきり! アブラがごっそり取れた感じ。泡立てる必要がなく、そのまま塗布できるのもラク!
>> KANEBO
<肌荒れが気になる>
■「肌荒れ防止成分が入っているか」を必ずチェックしよう!
過剰な皮脂や毛穴に詰まった汚れが肌荒れに繋がるので、汚れをしっかり落としてくれることが基本。それに加えて殺菌や抗炎症作用など、肌荒れ防止に有効な成分が入っていると心強いです。荒れている肌は敏感になっている可能性が高いので、やさしく洗える設計も重要!
3. 皮膚科学に基づいたノウハウで根本からニキビをケア
プロアクティブ
「薬用洗顔料リニューイングクレンザー〈医薬部外品〉」(120g・1980円)
殺菌作用のある有効成分サリチル酸を配合。粒子の細かいソフトスクラブが皮脂汚れや古い角質をオフし、ニキビを防ぎます。アロエエキスなどの保湿成分を配合しており、洗った後もなめらかな肌に。顔全体を濡らした後、ジェルのままやさしくマッサージするように馴染ませましょう。
<RECOMMEND POINT>
スクラブがとてもやさしいので肌への負担が気になる人にも勧めたい! 泡立て不要でジェルのまま使えるので、時短になるのもうれしいポイント
>> プロアクティブ
4. 話題の「シカ」成分で、肌をすっきり整え安定させる!
ギャツビー
「ディープメディフェイシャルウォッシュ」(130g・880円)
ツボクサから抽出された「シカ」は、肌荒れ予防や肌を整える効果が期待できるとして、注目されている成分。シカ成分に加え乾燥や過剰な皮脂、シェービングで不安定になりやすい男性肌に対応した4つの美容成分を配合。皮脂吸着成分もIN。
<RECOMMEND POINT>
少量でもしっかり泡立つのでコスパ◎! この価格でこの成分量はさすがの一言。シカ成分が入った男性用アイテムは珍しいので、肌荒れが気になる人は必見です!
<乾燥が気になる>
■洗浄力が穏やかで肌の水分を守ってくれるアイテムを
洗顔後肌のつっぱりが気になる、日中や寝起きにカサカサする…という人は乾燥肌の可能性大。皮脂と水分が共に不足している状態なので、適度な洗浄力で必要な皮脂は残しつつ潤いも守ってくれるアイテムを選びましょう。
5. 植物の恵みをリッチに配合。しっとりなめらか素肌へ
スリー
「バランシングネクター クリーム ウォッシュ」(100g・4290円)
乾燥から肌を守る、肌荒れを防ぎ健やかに整える、潤いを与える…など、さまざまな効果が期待できる成分をたっぷり配合。ボリューミーな弾力のある泡で毛穴の細かい汚れまで摩擦レスでオフします。素肌そのものが潤い、ほぐれたような感覚に。
<RECOMMEND POINT>
精油の香りが本当に心地良くて、洗顔が癒やしの時間に。毛穴汚れなどはしっかり落としつつ、しっとりした洗いあがりでバランスがいい!
>> スリー
6. 潤いを守りながら落とす低刺激設計
キュレル
「潤浸保湿 泡洗顔料〈医薬部外品〉」(150ml・1540円)
肌の保湿に欠かせない潤い成分「セラミド」を守りながら洗える泡洗顔料。大切な水分は奪わず、肌荒れなどの原因になる汗や汚れだけすっきり洗い流します。肌荒れを防ぐ消炎剤も配合。ふわっとした泡でやさしく洗えばOKなので、肌負担も少なめ。
<RECOMMEND POINT>
押すだけできめ細かい泡が出てくるので泡立てが苦手な人も使いやすい! 乾燥で敏感になった肌に◎なやさしい使い心地です
>> キュレル
<普通肌、悩みは特にないけどキレイにしたい>
■潤い×洗浄力。両方を兼ね備えたアイテムを選ぼう
特に悩みはない、自分の肌悩みがわからない、そんな人は「落とす力」と「潤いを守る力」を両立させたバランス型を選べば間違いありません。メンズ向けブランドの洗顔料は両立アイテムが多いので、迷ったらブランドで選んでもOK!
7. 富士フイルムのナノテクノロジーで健やかなベース作りを
アスタリフト メン
「モイストクリアウォッシュ」(100g・2750円)
ひげ剃りや日焼け、テカりなど男性特有のダメージや悩みに総合的に寄り添った成分構成。皮脂の汚れをしっかり落としつつ、ハリ低下や乾燥も防ぎます。上品な甘さのあるシトラスグリーンの香りで、朝も夜もリフレッシュ。
<RECOMMEND POINT>
赤いテクスチャに驚き! やわらかい泡が汚れをしっかり吸収してくれている感覚です。エイジングケア成分も入っているので大人世代にぴったり
■番外編! こんなアイテムに頼るのもおすすめ
泡立てるのが面倒…という人は便利アイテムを活用してみるのも手。泡立てボールやネットを使うと簡単にふわふわ泡が作れるので時短になります。よりラクに済ませたいなら、クレンジングオイルやミルクを洗顔代わりに使うのもおすすめ!
<泡立てグッズ>
片手で簡単。数回握るだけであっという間にモコモコ泡!
ファンケル
「泡立てボール(2層式)」(88円)
粗さの異なる素材を使った2層式で、素早くキメ細かい泡を作れます。本来洗顔パウダー専用ですが、普通の洗顔料でも使用可能。手で軽く泡立てた後にボールを何回か握るだけでモコモコ泡に! 片手で簡単にできるので、泡立てが苦手な人にも◎。
<RECOMMEND POINT>
これを一度使うと、普通のネットに戻れない! というくらいラク。小さい凹みが滑り止めになるので、使い終わった後は適当に転がしておくだけでOK
>> ファンケル
<クレンジングオイル>
汚れを落としながらスキンケアしているような潤い感
シロ
「がごめ昆布クレンジングミルク」(145g・4620円)
高い保水力を持つかごめ昆布のエキスを配合。肌に必要な潤いを保ちながら、皮脂汚れをすっきりオフします。なめらかなミルクが肌に馴染ませるとみずみずしいテクスチャに変化。洗い流した後はもっちりとした肌に。
<RECOMMEND POINT>
「昆布」らしいとろみのあるテクスチャで、肌に負担をかけず汚れをオフ! 乳液を肌に馴染ませているような心地良さと華やかな香りが魅力
>> シロ
■スキンケアの効果を高めるためにも、洗顔で肌の土台作りを!
汚れを落とそうとついゴシゴシ強く洗ってしまいがちですが、摩擦はシワやたるみなど老け見えの原因にも。泡やテクスチャを肌の上で転がすようなイメージで、やさしく洗うことが大切です。肌に合うアイテムが見つかると、洗顔だけでも肌が生き生きとするのを感じられるはず! 自分の肌の状態をしっかり見極めて、ぜひお気に入りの一品を見つけてください。
<文/森りさ>
【関連記事】
◆唇がカサカサ…見た目も悪いし何より痛い! 今の時季はリップケアを欠かさないのがお約束!
◆顔も体も乾燥がひどい…かゆみやピリつきを抑えるには“保湿特化”のアイテムに頼ろう!
◆おでこや目もとのシワ、ほうれい線…とにかくシワを消したい! そんな悩みはシワケア特化アイテムで対策を
- Original:https://www.goodspress.jp/howto/664878/
- Source:&GP
- Author:&GP
Amazonベストセラー
Now loading...