Apple Watchにカメラ搭載を計画〜Apple Intelligenceの機能向上

Bloombergのマーク・ガーマン記者が、AppleはApple Watch SeriesモデルとApple Watch Ultraにカメラを搭載し、Apple Intelligenceの機能向上を実現する取り組みに着手していると伝えています。

ガーマン記者はまた、Apple Watchにおける新しいヘルスケア機能搭載への開発現況や、プラスチック筐体のApple WatchSE 3の開発に関する課題も報告しています。

Visual Intelligenceの使い勝手向上が目的

以前から噂されているApple Watchへのカメラ搭載についてガーマン記者は、物体や空間認識を行うVisual Intelligenceの使い勝手を向上させることを目的としていると説明しています。

Visual IntelligenceはiPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズで利用可能で、iOS18.4正式版ではiPhone15 Proシリーズでも利用可能になる見通しです。

しかし、Visual Intelligenceの持つ可能性は、iPhoneよりもApple Watchのほうが大きいとガーマン記者は伝えています。

これは、スマートフォンよりも常に手首に装着しているApple Watchなどウェアラブルデバイスで使えるようになったほうが、都度、デバイスをポケットやバッグから取り出す必要がなく、ユーザーの使い勝手が向上するということを指しているのでしょう。

モデルごとに異なるApple Watchへのカメラ搭載位置

それを実現するためのApple Watchへのカメラ搭載位置ですが、Apple Watch Seriesモデル(Apple Watch Series 10などナンバリングモデル)では画面下に埋め込み、Apple Watch Ultraではデジタルクラウンおよびサイドボタン付近に配置することが検討されているようです。

その場合、Apple Watch Ultraではデジタルクラウン側を対象物に向けるだけでVisual Intelligenceでの認識が可能です。

一方、Apple Watch Seriesモデルではディスプレイを対象物に向ける必要があるため、手首を捻るなどApple Watch Ultraよりも手間がかかることになります。

Apple WatchとAirPodsにカメラを搭載する特許出願済み

Appleは既に、Apple Watchにカメラを搭載するアイデアを記した特許を出願していました。

AppleはAirPodsへのカメラ搭載に関する特許も出願しており、こちらもやはりApple Intelligenceの機能向上を目的としているようです。

最終的に、現在課題となっているApple Intelligenceの改良は2027年までに完了するとガーマン記者は予想しています。

2025年に発売される新型Apple Watchの開発現況

Apple Watchの将来性についてガーマン記者は、2025年秋に発売される新モデルについても触れています。

Apple Watch Series 11やApple Watch Ultra 3に搭載されると噂の血圧測定機能ですが、発売までおよそ半年前となる現段階でも問題に直面しているとのことですので、量産開始前に解決できない場合は搭載を断念するかもしれません。

また、筐体素材がプラスチックになると噂のApple Watch SE 3の開発も上手くいっておらず、現行のアルミニウム素材よりも安価かつ良いデザインに仕上げることができていないようです。

こちらもこの状態が続けば、プラスチック筐体の採用はApple Watch SE 4まで延期されることが懸念されます。

対して、Apple Watch Ultra 3への衛星通信機能搭載に向けた開発は順調に推移しているようで、MediaTekの5Gモデム搭載により、それが実現する見込みです。

Spurce:Bloomberg

Photo:PetaPixel


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA