Apple Watchへの非侵襲的血糖値測定機能搭載は当分先〜数年前から変化なし

数年前から開発が噂されているApple Watchへの非侵襲的血糖値測定機能搭載ですが、開発に難渋しており実現としてもそれは数年先になるとの予想を、Bloombergが伝えています。

ヘルスケア関連の新機能としてAppleは、iOS19においてヘルスケアアプリを改良しヘルスコーチ機能を搭載するようです。

何年たっても「実現は数年先」から進展しない実装時期

Apple Watchへの搭載に向けて外部企業との開発契約を結んだと数年前に頻繁に話題になった非侵襲的血糖値測定機能ですが、現時点でも実現は数年先になるとBloombergは述べています。

数年前の時点からずっと数年先と言われ続けていますので、実際は製品に実装できる目処がたっていないということなのでしょう。

最近は話題になることが少なくなった非侵襲的血糖値測定機能開発

iPhoneと連携可能な持続的血糖値測定機能を搭載するデバイスということであれば、貼付け型センサーを用いてワイヤレスでそれを行うものが医療用デバイスとして認可されています。

しかしAppleが開発しているシステムは、何らかの針やランセットを用いることなく光学センサーにて血糖値を測定もしくは計算によって血糖値を算出するために間質液を測定するようなものになると噂されています。

測定して何らかの値を表示することが可能だとしても、その信頼性の確保に難渋していると推察されます。

医療用ソフトウェアとしての認可を受けようとすれば、心電図アプリのように治験を行いその結果をもって米食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)に申請する必要がありますが、今のところそうした動きは聞こえてきません。

Apple Watch Series 11には高血圧通知機能搭載と噂

また、Apple Watch Series 10への搭載が噂されながら実現しなかった高血圧通知についても開発に難渋しているようです。

高血圧通知はApple Watch Series 11への搭載が期待されていますが、このまま開発上の課題を解決できない場合、こちらの搭載も延期されることが懸念されます。

それが理由ということではないのでしょうが、AppleはiOS19においてヘルスケアアプリを改良し、ヘルスコーチ機能を搭載するとBloombergは予想しています。

ヘルスコーチ機能は、iPhone、Apple Watch、AirPodsなどから得られたヘルスケア情報を統合し人工知能(AI)によって分析健康改善のためのアドバイスを行うようなものになるとBloombergは説明しています。

この開発計画のコードネームは「Project Mulberry」、Apple社内の一部では「Health+」と呼ばれている模様です。

Source:Bloomberg

Photo:Apple Enthusiast(@sachale1i)/X


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