【「この春使える」旅モノ銘品&良品】
せっかく旅の思い出を残すならやっぱり本格的なカメラが欲しくなるもの。携行性はもちろん、写真/動画の描写力やプリセットされたエフェクトにもフォーカスするのがオススメだ。そしてなによりも撮る“愉しみ”を引き出してくれる一台に出会いたい!
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スマホカメラが高性能化している昨今、旅行にもこれ一台で十分という人も多いのでは。しかし、もしその写真や動画を「もっと良くしたい」、あるいは「撮影」自体も旅の一部として楽しみたいと考えているならば、やはり本格的なカメラの導入はオススメだ。
「旅行用カメラとしての個人的な基準は移動中に持っていて疲れない重量、それから嵩張らないコンパクトなサイズですね。また、せっかくカメラを持っていくのでスマホより優れた望遠機能もあると便利ですよ」
そう教えてくれたのはカメラマンの逢坂さん。旅行はなにかと荷物が多くなりがち。撮影が億劫にならないよう、サイズ感には注意したい。また、昨今のトレンドについても聞いた。
「昨今では自撮りでの写真・動画撮影のしやすい機種が目立ちますね。その場で携帯に画像を送ってSNSにアップできたり、カメラ内蔵のエフェクトで簡単に加工できたり…。SNS時代にマッチした機能もチェックしてみると面白いかも知れません」
カメラマン 逢坂 聡さん
本誌をはじめアウトドアメディアでも活躍中。ファッション、ポートレートなどさまざまなシーンの撮影もこなす。北海道出身
<旅モノ銘品>
1. カメラを扱う楽しみを感じさせてくれる“令和の名機”
OM SYSTEM
「OM-3 12-45mm F4.0 PRO レンズキット」(29万7000円)
設定値を調整して自分好みの撮影表現が楽しめるうえ、プリセットに保存できる機能も搭載。クラシカルな見た目とは違い中身は先進的です(逢坂さん)
マイクロフォーサーズ規格の新型モデル。見た目は往年のフィルム一眼「OM-1」を踏襲しながらも、センサーと画像処理エンジンには最新の上位機種と同じものを搭載するなど高スペックだ。クリエイティブダイヤルを駆使してフィルムライクな色合いも楽しめる。
▲軍艦部のダイヤルからは静止画と動画に加えてスローやクイック動画も気軽に撮影できる
▲コンパクトな設計で携行しやすい。旅先の街や風景など思い出を撮るのにぴったりな一台だ
<旅モノ良品>
2. ハイエンド機並みの機能と操作性を備える!
パナソニック
「LUMIX DC-G99M2」(レンズキット:13万8600円)
ボディ内とレンズ内の手ブレ補正を連動させる「5軸5.0段 Dual I.S.2」により望遠域でもブレを軽減。0.07秒の高速AFで素早い被写体もしっかり捉えられます(逢坂さん)
約2030万画素CMOSセンサーやヴィーナスエンジンによる鮮やかで高精細な画質が特徴。また、従来機からUSB Type-Cでの給電が可能になったほか、背面モニターも高解像度化したことでさらに使いやすくなった。
▲深めのグリップは持ちやすくボディ&レンズ内の手ブレ補正も強力なので失敗も少なくなる
<旅モノ良品>
3. “イマドキ機能”も備えたシリーズ最軽量モデル
富士フイルム
「X-M5 XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZレンズキット」(レンズキット:15万2900円)
上着のポケットに入るほど小型。90年にわたる色再現技術を結集させた「フィルムシミュレーション」はぜひ試してみてほしいです(逢坂さん)
小型・軽量ながらも高性能を備えたXシリーズ。本機はそのなかでも最軽量となる355gを実現しつつ、6.2K/30Pの高解像度動画撮影やSNS向きの縦型動画を簡単に撮影できる“9:16ショート動画モード”も新たに搭載している。
▲20種類のモードで多彩な色表現を選択できる“フィルムシミュレーションダイヤル”も搭載
<旅モノ良品>
4. 写真も動画もハイクオリティに楽しめる!
キヤノン
「PowerShot V1」(14万8500円)
キヤノン初の1.4型CMOSセンサー搭載でより高感度・高画質を実現。冷却ファンも搭載しているので長時間の動画撮影も可能です(逢坂さん)
通常のコンデジよりも大きな「1.4型センサー」を搭載。静止画撮影時には最大約 2230万画素、動画撮影時でも最大約1870万画素の高画質を実現した。4月下旬発売予定。
▲約W118.3×D52.5×H68.0mmとコンパクトなうえ約426g(バッテリー/SDカード含む)と軽量だ
5. 光学30倍の高倍率ズーム&4K動画が手軽に!
パナソニック
「LUMIX TZ99」(4万6200円)
LEICA DCレンズを搭載し、24mmから720mmまでの幅広い焦点距離をカバー可能。近くの被写体から遠くの景色まで美しく撮影できます!(逢坂さん)
4K動画技術を写真撮影に応用した「4Kフォト」や24mm広角レンズを生かした「広角4Kセルフィー」を搭載。上方向に180度展開して使えるチルト式モニターと組み合わせれば背景の建物や仲間とも簡単に撮影でき便利だ。
▲光学30倍の高倍率ズームも可能。一台で幅広いシーンに対応できる広汎性が魅力だ
<旅モノ良品>
■10万通り以上のエフェクトが楽しめる! 最新“チェキ”こそ要チェックな旅カメラかも!?
富士フイルム
「“チェキ” instax WIDE Evo」(実勢価格:5万5000円前後)
instax“チェキ”シリーズのハイブリッドインスタントカメラの最上位モデル。背面のモニターを見ながら撮影、好きな画像を選んでプリントできるほか、スマホプリンターとしても使える。撮影エフェクトや広角モードの組み合わせで10万通り以上の撮影表現が可能。
※2025年4月4日発売「GoodsPress」5月号60-61ページの記事をもとに構成しています
<文/GoodsPress編集部、イラスト/小山ゆうじろう>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/668756/
- Source:&GP
- Author:&GP
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