<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
ゴールデンウィークも目前。皆さんはどのように過ごす予定でしょうか? 旅行に行く人や帰省する人も多いでしょう。普段働いていると仕事と自宅の往復ばかりになりがち。こうした機会に旅などに出かけるというのは気分転換になって良いですよね! 毎年GW期間中はずっと自宅に引きこもっている&GP編集部のテッシーです。
いよいよ初夏感というか、日中暑いくらいな日も増えてきました。薄着になる季節は着こなしのアイテム数が減るため、小物類に頼りたいところ。腕時計なんかはまさにその代表格と言えるでしょう。前回、長年気になっていた腕時計を買ってみたのですが、ちょっと普段使いには難易度が高いシロモノだったためどうしようかなと思いながらネットサーフィンしているとバッタリ出くわしました。そう、定番にして王道のG-SHOCKです。
▲来たわよ
数ある中から筆者が選んだのは「DW-D5600P-1JF」(購入時価格:1万4200円)。ケースからバンド、プロテクターに至るまですべてブラック。おまけに反転液晶なので本当に見た目は真っ黒です。そんな潔さに一目惚れして今回購入しました。
せっかくなので、改めてG-SHOCKの歴史について触れておきましょう。G-SHOCKは1983年にファーストモデル「DW-5000C」が誕生したことがすべての始まり。それは、カシオ計算機の社内会議に提出された“落としても壊れない時計を作りたい”というたった1行の企画書から生まれたものでした。今でこそ頑丈でタフな腕時計というのは当たり前のように溢れていますが、当時は“腕時計=華奢で脆い精密機械”。落としたら壊れて当然のアイテムだったのです。
▲すべてブラック。クールな顔付きです
時計=落としたら壊れる、という常識を覆すべくプロジェクトがスタートしたG-SHOCKですが、カシオ本社の3階のトイレから10メートル下に試作品を投げ落とし、壊れた部分を分析して改良。そしてまた投げ落として、という試行錯誤を繰り返します。
▲裏蓋にはロゴよりも大きく“SHOCK RESIST(耐衝撃機能)”の文字が刻印
開発スケジュールもあと1週間で駄目なら終了という中、開発者の伊部菊雄はタイムリミット最終日に、偶然ゴムボールで遊ぶ子供の姿を目にします。そのゴムボールを見て、腕時計の心臓部であるモジュールを衝撃から守る中空構造を思い付き、遂に“落としても壊れない時計”G-SHOCKは生まれることになったわけです。
そして今回購入したのはその初代モデルの角形デザインを継承した「5600」シリーズ。改めて歴史を知ると、凄い腕時計だなと感じます。それがしかも1万円台で買えるなんて、G-SHOCK誕生以前の40年前の人たちが聞いたらさぞ驚くことでしょう。驚くどころか鼻で笑われるかもしれません。
■プロテクターの堅牢性がたまらなくかっこいい
▲クルマの“鹿よけ”みたいな魅力がある
さて、筆者が今回なぜこのモデルを選んだのか、もうひとつ大きな理由があります。それはこのプロテクターが付いているということ。ただでさえタフで武骨なG-SHOCKですが、その雰囲気がさらに向上しています。そしてこのプロテクターは同じシリーズでも付いていたり付いていなかったりする、気まぐれな存在でもあります。
気まぐれ、と言うのは長年G-SHOCKを見続けてきましたが付属するタイミングの法則が特に見られないからです。“あ、今回はたまたま付いているのね”と、見つけるとラッキーな気持ちになります(もしかしたらカシオ的には何かあるのかもしれませんが)。
この同じシリーズでも付いていたり付いていなかったりする、というところが個人的には遊び心を感じるポイントです。今回たまたまオールブラックの腕時計が欲しいと思っていて、そしてたまたまプロテクターが付いていた…。運命を感じずにはいられません。
▲商品タグの裏にはわかりやすく機能をアイコンで表記。電池はなんと約10年も持つ
そして気になる機能面ですが、個人的に気に入っている点をピックアップしていきましょう。
▲向かって左上が都市名(写真はニューヨーク)
まずは世界29タイムゾーン(48都市)のワールドタイムに対応している点。5月末に韓国に行く予定があるため、この機能は非常に嬉しいなと。ボタンひとつで簡単に切り替えられるので操作性も良好です。
▲青っぽい光がかっこいい
そしてもうひとつがオートELバックライト機能。こちらは腕時計に向かって右上のボタンを約3秒長押しすることでオン・オフが可能で、オンにした状態で手首を約40度傾けると自動でバックライトが点いてくれるというもの。暗所ではボタンも見えづらいですし、地味に役立つ機能ではないでしょうか。
▲着用するとこんな感じ。筆者の腕は細めですが程良いサイズ感に思えます
他にも耐衝撃機能はもちろん、20気圧防水やストップウォッチ機能などさまざまな機能が搭載されています。ケースサイズはH46.8×W43.2mm。数字で見ると少し大きく感じるかもしれませんが、写真の通り大きすぎず小さすぎず、日本人の腕にハマりやすいサイズ感だと思います。
▲これから長く愛用したい、まさに相棒と呼ぶにふさわしい1本
G-SHOCKはホワイトやシルバーなどしか持っていなかったため、今回初のブラックを手にしたわけですが、腕元を引き締める良き相棒となってくれる予感がしています。特に暖かい時季は白系のトップスを着用する人が多いと思いますが、そんなときにキリッとした雰囲気をプラスしてくれる存在となってくれるでしょう。もちろん、オールブラックの着こなしに合わせても、よりクールなイメージにしてくれるでしょうし、存在感はあるもののシンプルなデザインなので、ストリートな着こなしにもきれいめな着こなしにも難なくマッチするはず。
今回、改めてG-SHOCKの誕生についても触れましたが、その歴史を知ることでより愛着が湧くものだと個人的には思います。この「DW-D5600P-1JF」はG-SHOCKらしいタフネスさ溢れるルックスですし、ブランドのエスプリを存分に味わえる珠玉の1本と言えるでしょう。
皆さんの腕時計選びの参考に少しでも役立てれば幸いです。
>> G-SHOCK
<取材・文/手柴太一(&GP)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/673620/
- Source:&GP
- Author:&GP
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