【“旬モノ”BEST BUY大捜査】
近年ラインナップが急増しているのがコンパクトながら“遊べる”ミニバンやSUVテイストを取り入れたクロカンモデル。サイズもコストもちょうどいい新モデルをピックアップした。
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日常での運転のしやすさやリーズナブルな価格が人気のコンパクトカーだが、近年は車内スペースの広いミニバンやSUV系のモデルが支持されている。
ミニバン系で人気が高いのが車中泊も可能なモデル。車体サイズの大きいキャンピングカーは導入のハードルが高いため、コンパクトなミニバンを選ぶ層が少なくないようだ。
特に日産の「NV200バネット MYROOM」はメーカーが手がける車中泊車として話題になっており、細部の完成度も高い。
SUVモデルも各社ラインナップが充実しており、今や人気のカテゴリーのひとつ。コンパクトで運転しやすいだけでなく、4WDで荒れた路面にも対応できるモデルも多い。
小柄な車体ながら荷室スペースもきちんと確保されていて、荷物を積み込んでアウトドアに出かけるような使い方にも適している。エントリー層だけでなく、大きなクルマからダウンサイジングを図るユーザーが多いのもうなづける充実ぶりだ。
乗り物ライター 増谷茂樹
クルマ、バイク、自転車などタイヤが付いている乗り物について、取材・執筆を続けている。雑誌やwebなど幅広いメディアに寄稿。EVなど電気で動く乗り物が好き
1. 車中泊旅に最適な自室のような空間
日産
「NV200バネット MYROOM」(464万3100円~)
自分の部屋ごと出かけられるような「MYROOM」シリーズのコンパクトモデル。運転がしやすいサイズで日常使いにも好適です
コンパクトな商用車である「NV200バネット」をベースに後部座席と荷室スペースをお気に入りの部屋のような空間にできる。ベッドスペースは1840×1200mmと十分なスペースを確保。
▲ベッドを展開すると大人2人がリラックスして寝られる空間を作り出せる
▲テーブルを設置してリビングルームのようにもできるので休憩や食事なども可能だ
▲通常のミニバンと同じように運転できるので普段使いでもストレスを感じないだろう
2. カーオブザイヤーを獲得したミニバン
ホンダ
「フリードCROSSTAR」(281万2700円~)
コンパクトサイズのミニバンながらゆとりのある車内空間が魅力。おすすめはリアをフルフラットにして車中泊できる2列シート車
運転しやすいサイズのミニバンとして長く支持されている「フリード」にギア感あふれるテイストを導入。昨年のモデルチェンジでハイブリッドの性能が大きく向上している。
▲荷室スペースが広いだけでなく開口部も大きく低床設計のため積み下ろしもしやすい
▲取り回しのいいサイズで視界も広く運転のしやすさはミニバンというよりコンパクトカー
3. 大容量ラゲッジで出かけたくなる
三菱自動車
「デリカD:2 カスタム」(235万2900円~)
小柄に見えるが余裕のある室内空間を持っていて、 両側スライドドアで低床。普段の買い物にも使いやすく、休日には荷物を積んで出かけられます
フロントフェイスを一新したコンパクトミニバン。豊富なシートアレンジで床面長1390mmの荷室を作り出せ、自転車なども積めるのに加え床下収納も備える。
▲一部改良によって内装はより落ち着いたトーンに。運転支援機能もさらに充実した
▲スリムサーキュレーターにより空気を循環。車内の温度を均一かつ快適にしてくれる
4. 4WDも選べるコンパクトSUV
トヨタ
「ヤリスクロス Z」(251万3500円~)
コンパクトSUVですがハイブリッドや4WDを選べるのがうれしいところ。キャンプなどに出掛けて悪路を走ることになっても安心です
今年2月に一部改良が行われ、アッパーグリルがよりSUVらしい力強いデザインに。ガソリンの4WDとハイブリッドのE-Fourと2種類の4輪駆動を設定していて走破性も高い。
▲SUVらしく4WDも選べ、路面状況に応じた3つの走行支援モードを採用している
▲リアシートは分割可倒式で倒せばタイヤを外したロードバイクなども積載が可能だ
5. スタイリッシュながら「遊び」にも強い
スズキ
「フロンクス(2WD・6AT)」(254万1000円~)
SUVらしい外観ですが最小回転半径が4.8mという取り回しの良さがポイント。それでいて居住空間も広く、後席の足元も狭さを感じません
流麗なクーペスタイルのデザインながら210Lという荷室容量を実現。ラゲッジルームはボードを設置することでさまざまなアレンジができる。スポーツモードを備えた走りも魅力。
▲スマホなどのワイヤレス充電にも対応するほか、街中や高速道路での運転サポートも充実
▲リアシートは分割式リクライニングに対応し、荷室床面長を1380mmまで拡大できる
■純粋に“走り”を楽しめる「等身大」スポーツ
マツダ
「MAZDA2 15 SPORT+」(228万1400円~)
“走ること”を楽しめるクルマが多いのもコンパクトカーの魅力のひとつ。前身の「デミオ」から名前を変えた「MAZDA2」も走りの楽しさが支持されていて、新たに「15SPORT+」が設定された。
※2025年4月4日発売「GoodsPress」5月号42-43ページの記事をもとに構成しています
<文/増谷茂樹>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/673107/
- Source:&GP
- Author:&GP
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