一面の背脂&たっぷりの麺!超ごってり麺 ごっつ 秋葉原店の「デカ盛り超濃厚ラーメン」がやばすぎた!

<“デカ盛り”発見伝!>

店の近くを通るたびに気になっていたんですよ。デカデカと「アキバ最強こってり」と書かれた張り紙を。

▲ここまで言い切れるほどこってりに自信あり! 果たしてその実態は…

今回向かったのは 「超ごってり麺 ごっつ 秋葉原店」。秋葉原駅から徒歩5分ほど、昭和通り沿いにあるラーメン店です。

店の前に置いてあるのぼりには、「平日限定 中盛 大盛ライス無料」の文字が。アキバ最強こってりでも、ライス無料なら合わせ技でいけるかも!? 期待しながら店に入ります。

▲券売機のメニュー。「ごっつからの挑戦状」は時間制限、ペナルティなし。チャレンジメニューではない

店に入り、アキバ最強こってりはどのメニューなのか聞くと、「これですね〜」と教えてもらったのが、新メニューの中にある「ごっつからの挑戦状」(1580円)。

危険な背脂、大量ニンニク、超極太麺、そして「背脂が苦手な人は決して喰らわないでください」とまで書かれています。かなり煽ったキャッチコピー。期待値爆上がりです。

ボタンを押すと、麺の量が3種類と、半ライスのボタンに。これは麺大盛500gにするでしょう〜。足りなかったら平日限定のライス頼めばいいもんね〜。などと気軽にセレクト。挑戦状、受けて立ちますよ〜、期待してますよ〜、と内心思いつつ、ヘラヘラと席につき、チケットを渡します。

▲店内はカウンター席のみでひとりでも気軽に入りやすい。黄色を基調とした明るい雰囲気

チケットを渡すと同時に、脂は「さっぱり」「ごっつ」「ごてごて」のどれにするかお店の人に聞かれます。挑戦状を頼んでおいてさっぱりはないよね〜と思い、強気で「ごてごて(脂多め)」でオーダー。

はたしてどんなラーメンが出てくるのか。そして背脂はどうなっているのか。期待しながら待ちます。

 

■一面背脂の丼!真っ白すぎて衝撃の「ごっつからの挑戦状(麺大盛・脂ごてごて)」

待つこと数分、目の前にやってきたのは、まさかの背脂が一面に浮かぶ、想像を思いっきり超えた一杯。

▲ごっつからの挑戦状(麺大盛・ごてごて)1580円。想像を超えた背脂の量!

正確には、中央にトッピングのニンニク、そこにタレがかかっているけれど、あとみーんな背脂。衝撃すぎる見た目です。

▲背脂しか見えないラーメンの重さは1628g。背脂だけで何gあるの!?

まずは計測。直径14cm、高さ8cmのどんぶりに、重さは1628g(器の重さは除く)。まさかの1.6kg超え! 麺の量は公式500gなのに! 一体どうしてこうなった?

「『ごっつからの挑戦状』は秋葉原店限定メニューですね。裏技で『超ごてごて』って言ってもらえれば、もっと背脂追加しますよ〜」と笑顔で話すのは店長の鄭さん。いやいや、もう十分すぎる背脂ですよ!

「元々は、ウチの背脂を食べて欲しくて始めたんですよ。ウチの店ならではの、背脂に覆われたスープを飲んだ瞬間に、口の中いっぱいに感じる背脂の甘味と旨みを堪能してほしいので。一時期、背脂の値段が高騰して出せなくなっていたんですが、復活した今でも儲けなしのメニューですね」

▲背脂の下から極太麺を引っ張り出す! フタ効果で中は熱々。そしてもやしとチャーシューが出てきた!

「スープは鶏ガラと豚ガラ、背ガラなどで、店特製の醤油だれです。麺は茹でる前が
340gで、茹で上がりが560gぐらいになります。具はチャーシュー、メンマ、モヤシ。背脂の中央に刻みニンニクがのっています」と話す鄭さん。

ちなみに、背脂ってどれくらい入っているんですか? と聞くと

「スープに350g、上に500g乗っています」とものすごくいい笑顔でニッコリ。

ん? ということはトータル1628gのうち、半分以上背脂ってこと!? そんなラーメン、出合ったことない! 挑戦状と名がつくだけはある。今まで生きてきて850gの背脂を一気になんて食べたことない!

「だからね、ラーメンというよりまぜそばに近いんですよ。全部を混ぜて味わうのもいいですよ」

たしかにスープの量より背脂があるってことは、これってほぼ“まぜそば”になるのかも。

▲とろっとろの背脂。1杯に850gってカロリーどんだけ!?

ちなみに鄭さん、食べたことあるの?

「いやぁ〜、麺だけは食べきれたんですけどね〜」とまたまた笑顔に。ってことは、お店の人も完食できないラーメンってこと!? それでいいのかごっつ、豪快すぎるって。

ところで、週に何杯ぐらい注文が入るんですか?

「週? いや、毎日3〜4食注文が入りますよ。週末だと1日10食ぐらい。このラーメンのファンがいるんですよ。まさに『喰えばわかるさ!』という一杯ですね」

まじかーっ! 背脂ファン恐るべし。一体どれくらいのスパンで食べにくるんだろう。

▲平たい網に乗せた背脂を全部どんぶりの中に。チャッチャどころじゃない量!

ちなみに、完食するためのアドバイスってあります?

「途中で味に飽きてきたら、割りスープをお出しするので声をかけてください」

なるほど。割りスープで脂を緩和。しかし量は1.8kgとかになっちゃうよね。これが着丼する前、足りなかったらゴハンをもらおうとしていた自分、思いっきり間違っていました。ゴハンもらったら、確実に2kg超えです!

「だから脂が好きな人じゃないと無理。背脂を堪能してもらいたいから生まれたメニューなんですよ」

実際味わってみると、背脂がフタとなって中は時間が経っても熱々。湯気が出てきます。そしてもちもちの極太麺が背脂をしっかりとまとい、濃厚な旨みが。最初はラーメンなんだけど、途中からスープを吸ってまぜそばっぽくなる。お腹いっぱいにはなるけれど途中で白いご飯が欲しくなる、ゴハンにワンバンさせて味わいたくなるラーメンです。

ひと口麺をすすっただけで一気に唇プルップル。そして完食しちゃうと、明日顔に吹き出物が大爆発しそうな予感も。味はすっごく美味しくて、濃厚さの中にキレもある。背徳感たっぷり、でもお腹の限界まで食べ続けたい1杯です。

 

■ごっつの挑戦はこれだけじゃなかった!まさかの1.6kgレベル3連発!

またまた鄭さんが笑顔で「これもウチのおすすめなんですよ〜」と言って持ってきたのは、つけ汁の器が独特すぎるつけ麺。

▲「ごっつダブルつけ麺(大盛)」1280円。つけ汁は5種からふたつ選べる

つけ汁は醤油ベースのスタンダード「空」や味噌ベースの「大地」など醤油ベース3種に味噌ベース2種の計5種からセレクトできます。

こちらも計測したところ、つけ汁638gに麺&具で1005g(ともに器の重さは除く)。これも1.6kg超え! まじかーっ! デカ盛りメニューって店にひとつとかじゃないの!?

先ほどの背脂満喫しまくりラーメンと比べて、こっちは麺のおいしさが引き立つ味わい。全粒粉の麺の、喉越しの良さを楽しめます。

「麺は菅野製麺所で、ウチの店独自のものを作ってもらっています。それ以外のものは、基本店で作っていますね。チャーシューやメンマも店で仕込んでいるんですよ」

メンマの味付けもしているって、それは確かにこだわっている。手作りだからこそ、斬新かつ大胆なメニューも作れちゃう、ということですね。

さらに鄭さんが持ってきたのは「タン二郎(大盛)」。

▲「タン二郎(大盛)」1050円

これも計測したところ、1615g(器の重さを除く)。まさかの1.6kg超えラーメン3連発!

「タン二郎は、二郎インスパイアメニューでごっつらしいものをと考えて誕生したメニューですね。チャーシューではなく、希少部位である牛タンのタン下肉をじっくり煮込んだものを具にしているんですよ」

▲持つとずっしり重いタン二郎。1.6kg超えだけれど、バランスのいい一杯

この褐色の肉の塊がタン下肉かぁ〜、と思い食べてみると、ほろっほろで美味い! そして肉・背脂・モヤシのバランスがすごくいい! これも白いゴハンと一緒で味わいたい。麺と肉、ゴハンと肉、両方で味わいたい!

普通のラーメン店で1.6kg超えのメニューを3つも選べるなんてことはなかなかありません。さすがデカ盛りの聖地・秋葉原。恐るべきごっつのデカ盛り愛!

▲「暑くなってきたら冷やしメニュー始めます。アキバ限定の冷やしまぜそば、期待してください」(店長の鄭さん)

推定850gも背脂が入っているラーメンに、麺と具で1kg超えのつけ麺、そして牛タンほろほろ、バランス良さそうに見えて1.6kg超えの二郎インスパイア。

まさかの三連発に、ごっつの凄みを感じます。「アキバ最強こってり」の張り紙に納得。こうなるともぉ、アキバで唯一無二の存在と言えそうです。

ちなみにごっつ、亀戸本店、新小岩店、津田沼店があり、その店だけでしか食べられない限定メニューもあるので、おそらく他の店でも限定のデカ盛りメニューがあるのかも。

気軽に食べにきちゃったけれど、想定外のデカ盛り3連チャン。そして、でかいだけじゃなくて、どれも美味しい。派手だし豪快だけど緻密に計算されたおいしさで、どこかクセになるデカ盛りラーメン。

次回は、ネギたっぷりのスペシャルしょうゆラーメンにするか、ちょっと気になるカレーラーメンにするか。のり3枚、水餃子、半ライス付きのセットもいいなぁ。また近いうちに食べにきたいと思います!

超ごってり麺 ごっつ 秋葉原店
住:東京都千代田区神田松永町18-1 ビオレ秋葉原1階
TEL:03-3257-3330
営:11:00~翌4:00
定休日:なし

>> 【連載】“デカ盛り”発見伝!

<取材・文/いしざわりかこ 写真/橋本千尋>

 

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