エントリー~ミドルクラスのベストセラーがズラリ!夏に大活躍の「ミラーレス一眼」6選【買って得モノ&夏のトレンド調査】

【買って得モノ&夏のトレンド調査】

フィルムカメラブームやコンデジの復権など、近年再注目されているカメラ。本企画ではヨドバシカメラの売れ筋からミラーレス一眼カメラの最新トレンドを検証する!

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以前は“スマホのカメラで十分”という傾向が強かったが、最近は「自動化の反動からか自分で操作して撮影したいというニーズが一定数高っています」と指摘するヨドバシカメラの窪倉章訓さん。フィルムカメラブームもまた然りだと言う。

「こうした流れもあり、ミラーレス一眼もレトロかつクラシカルなデザインのモデルが人気です。もうひとつは動画撮影への対応です。もはや動画機能の充実は当たり前。マイク機能や編集機能の向上や配信しやすい機能を備えたモデルなども注目されています」

窪倉さんが今後期待しているのがAIとコンデジだ。

「高画素化や高速化などの基性能は向上しつつもAIエンジン搭載の画像処理プロセッサーが強化され、何を撮影しているのかなどを学習し最適な撮影をしてくれるようになると思います。一方、若者を中心にコンデジの粗めの画像なども受け入れられています。コンデジの進化にも今後は期待ですね」

ヨドバシカメラ
カメラ商品事業部
窪倉章訓さん
入社10年目に新宿西口店リーダからバイヤーに異動し現在5年目。コンデジ8台・デジタル一眼1台、ミラーレス1台を所有するカメラ好き。現在は主に「GRII」を使用している

1. 上位機種譲りの優れたAF性能が魅力!

ニコン
「Z5II」(実勢価格:25万8500円前後)※ボディ単体

軽量フルサイズで上位機種譲りのAFと強力な手ブレ補正が魅力。一眼レフデジカメからの乗り換えやAPS-Cからのステップアップに最適です(窪倉さん)

上位モデルと同じ画像処理エンジン「EXPEED 7」を搭載し、ディープラーニングを活用したAI技術による被写体検出や高速・高精度なAF性能を実現。狙った被写体を逃さない。

▲AUTOモードでは被写体やシーンをカメラが解析・認識。絞りなどの露出制御値やAFが自動で最適化される

▲著名なクリエイターが作成した「イメージングレシピ」に対応。自分にぴったりの表現を見つけられる

2. 写真・動画ともに本格的な映像表現が可能!

ソニー
「レンズ交換式デジタル一眼カメラ VLOGCAM ZV-E10 II ダブルズーム レンズキット ZV-E10M2X」(実勢価格:16万3000円前後)

高画質4K動画、こだわりのマイク性能、操作性の高さが魅力。ボケ感のある映像やシネマティックな映 像を手軽に楽しみたいクリエイターに(窪倉さん)

APS-Cサイズの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」と画像処理エンジン「BIONZ XR」を搭載。「クリエイティブルック」で好みの画作りが簡単にできるなど手軽に本格的な映像表現が可能に。

▲広角と標準〜望遠の2本のレンズ付属で幅広い焦点距離での撮影が可能

▲小型軽量なうえボタン類もシンプルなので静止画、動画撮影ともに直感的な操作が可能

<こみあげ氏もイチ推し!>

3. 携帯&デザイン性と画質を両立したい人に!

パナソニック
「LUMIX S9 広角ズームレンズキット DC-S9N-D」(実勢価格:23万4600円前後)

フルサイズセンサー搭載ながらコンパクトでスタイリッシュなミラーレス。高画質と豊かな表現力を持ちVlog撮影にも適しています(窪倉さん)

本体約403gという小型・軽量サイズかつ高いデザイン性を実現。それでいて約24.2MフルサイズCMOSセンサーと新世代ヴィーナスエンジンによる高い描写性能を誇る。

▲自分好みの色設定を反映できる「リアルタイムLUT」。カメラの「LUTボタン」ひとつで簡単に設定可能だ

<人気急上昇!>

4. 高いデザイン性と最上位機種並みの性能を備える

OM SYSTEM
「OM-3 12-45mm F4.0 PROキット」(実勢価格:29万7000円前後)

防塵・防滴ボディに高性能手ブレ補正と高画質PROレンズがセット。過酷な環境下でも撮影でき、機動性と描写力を両立したい方にオススメです(窪倉さん)

往年のフィルム一眼カメラ「OM-1」を彷彿とさせるレトロな外観ながら「カラー/モノクロプロファイルコントロール」などの最新機能でクリエイティブな撮影表現が楽しめる。

▲マグネシウム合金ボディの適所にシーリング部材を配置。IP53の防塵・防滴設計と-10度の耐低温性能を実現

<爆売れ!>

5. 動画性能にも注力したエントリーモデル

ニコン
「Z50II ダブルズームキット」(実勢価格:19万8000円前後)

高性能AFと高画質が魅力のエントリーモデル。2本のレンズで広角から望遠まで対応でき、多様なシーンで活躍してくれます(窪倉さん)

上位モデルから強力なAF性能を継承。人物をはじめ9種類の被写体を検出し、被写体が素早く動いても追従を続けてくれる。また、PCやスマホに接続すればWEBカメラとしても使用可能。

▲同社APS-Cサイズとして初めて「イメージングレシピ」に対応。ピクチャーコントロールボタンから簡単にアクセス可能

6. タテ動画撮影時にも重宝する動画カメラ

キヤノン
「EOS R50 V PZレンズキット」(実勢価格:14万800円前後)

タテ動画用の三脚穴があり、ボタン配置もタテ動画用に押しやすい所に配置。ボタンひとつで「ライブ配信」画面へダイレクトにアクセスできます(窪倉さん)

APS-CサイズCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」により、被写体を際立たせる美しいボケ表現が可能。モードダイヤルや大型の動画撮影ボタンなど動画撮影に重点を置いた設計だ。

▲本体のサイドに三脚穴を搭載。放熱性にも優れた設計のため長時間の撮影やライブ配信にも適している

※実勢価格に関して取材時点のヨドバシカメラの価格を参考にしています

■識者イチオシの最新動画カメラ

ソニー
「レンズ交換式デジタル一眼カメラ VLOGCAM ZV-E1」(実勢価格:32万9800円前後)

約483gの軽量ボディ。手ブレを強力に補正するダイナミックアクティブモードと指向性を選べる高性能な内蔵マイクも備えています(こみあげさん)

フルサイズイメージセンサーと最新の画像処理エンジン「BIONZ XR」で美しいボケ味と高い描写力を誇るVLOGCAMシリーズ最上位機種。

映像作家
こみあげさん

 

 

 

>> 特集【買って得モノ&夏のトレンド調査】

※2025年6月6日発売「GoodsPress」7月号28-29ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/GoodsPress編集部>

 

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