<“デカ盛り”発見伝!>
美味しいものをお腹いっぱい、思いっきり食べたい…。実際に食べられるかどうかは置いておくとして、漠然とそんな気持ちが常にどこかにあるのが世の男たちではないでしょうか。そして、そんなロマンを叶えてくれる、“デカ盛り”と呼ばれるメニュー。我々&GPが見つけてきた、ワンパク“デカ盛り”メニューをぜひご賞味あれ!
* * *
JR川崎駅よりバスで約25分。今回やってきたのは「どん八食堂 東扇島店」。東扇島のほか、羽田・鶴見に店舗がある大衆食堂です。
上質な三元豚をオリジナルソースで柔らかく焼き上げた肉厚の「トンテキ定食」や、がっつりとした満足感を感じる「かつカレー」など、ボリューム満点の手作りメニューが人気の店です。
▲席も多く、広々とした店内。通し営業なので、ランチタイムを過ぎてもお客さんがやってくる
店舗に入り、券売機の前へ。券売機横に置かれている写真付きのメニュー看板をまずはチェック。「ダブルカツカレー」1350円や「ミックス定食」1100円など、どれもボリュームがありそうな雰囲気。店一番人気の「トンテキ定食」1100円は、ダブルトンテキにすると+450円。メニューに書いてあるということは、ダブルで頼むお客さんが多いってことなんだろうなぁ。
そんな中、“ボリューム満点”と書かれているメニューを発見。それが「にこいち丼」1450円。どう見ても量が多そうなメニューが色々並ぶ中 “ボリューム満点”と書かれているということは、これが一番多いはず!
▲メニュー看板。唐揚げ定食も1個80円で増量可能。これもデカ盛りにできそう
しかもメニューの中には「ミニにこいち丼」1250円もある。そっちには「ミニでも並盛り」と書かれています。これはもぉ期待大! 「にこいち丼」を大盛りで注文決定です!
■テンションの上がる1355g!
待つこと数分。出てきたのはほぼ洗面器サイズ? の器にドーンと盛られたカレー&カツ丼。中央に卵とじのカツ、その周りをカレールーが覆っています。
▲「にこいち丼」1350円にご飯大盛り+100円。お味噌汁がセットでつく
まずは計測。直径23.5cm、高さ7cmの器に重さは1355g(器の重さを除く)。カツの分だけ高くなっているので、高さは約8cm。福神漬けは好みでつけられます。
ちなみにセットの味噌汁は188g。トータル1.5kg突破。ご飯大盛りにしなくても、おそらく1.2kg超えだったかも。とはいえ、カレーとカツ丼の夢の共演、ゴハンが途中で足りなくなるのは絶対に嫌。ゴハン増量に後悔はありません。
▲重さ1355g(器の重さを除く)。カレーのルーも並々と盛られている
早速一口! カレーはやや辛めの大人向けポークカレー。そしてカツ丼はちょい甘めの甘じょっぱい味。だからどっちもゴハンが進む美味しさ。気になるカレーと卵とじの接点は、一緒に味わうとかなりいい感じ。卵とじとカレー、こんなに合うとは!
「そうでしょ。カレーと卵とじのカツって合うんですよ」とニコニコと話すのはオーナーの小林清巳さん。このメニューの開発者でもあります。
▲揚げたてのカツを卵とじに。豚肉は創業以来馴染みにしている業者から、アメリカ産の豚ロースを吟味して仕入れている
そもそも、なんでこの「にこいち丼」が生まれたんですか?
「うちのメニューはどのメニューもボリュームが多めなんだけれど、場所柄大盛りを頼むお客様が多いから、最初から量の多いメニューを作ろうと思って、『ダブルカツカレー』を提供していたんです。けれど残す人も結構多くてね。それなら、食べられる量でデカ盛りを作ろうってことで開発したんですよ」
カツ丼とカレー、味的に合うと思っていたオーナー。でも普通盛りだとご飯が少なく感じるため、食べ切れる量を想定してメニューにしたんだそう。
▲注文が入ってからカツを揚げ、卵でとじたのち、カレーライスの上にオン!
にこいち丼を大盛りで頼んだ場合、公式のボリュームはゴハン600g。
「ちなみにゴハンは、大盛り+100円ですが、大盛りダブル+200円、大盛りトリプル+300円で注文できるので、もっとゴハンを多くすることもできますよ」
ゴハン大盛りトリプル。にこいち丼の場合、ゴハンを大盛りで頼むと、カレーもその分多くよそってくれるので、おそらく2kg超えになると思われます。
▲甘辛の出汁で味付けした卵とじのカツは、肉むっちり、衣と卵はフワトロ
完食するためのアドバイスってありますか?
「そんな。ちょっと量が食べられる人だったら余裕で完食できますよ。大袈裟なデカ盛りじゃないからね」
いや、1kg超えって中々完食できる人だらけじゃないから。しかし、ここは川崎の工業地帯、日本食肉流通センターの建物にある店。普通以上に大盛りを完食していくお客さんが多いのかも?
▲セルフの調味料コーナー
店内には福神漬けや漬物、各種ソースや調味料が置いてある台があるので、途中で味変をすることも可能。ラー油や七味でさらに辛さを強くするとか、ソースでややまろやかにするとか、福神漬け大盛りでカリカリ食感を楽しむとか。
店の全メニューはテイクアウト注文ができるので、どうしても全部食べきれなかった場合は、容器をもらって持ち帰るのもアリかもしれません。
▲「車でくる場合、うち専用の駐車場の場所を確認して停めてくださいね」(スタッフのゆうちゃん)
「うちの一番人気はトンテキ定食でね。三重県の四日市名物トンテキをイメージした、ウスターソースにニンニク、醤油で味付けしたもの。これをダブルトンテキにしたり、ゴハンを大盛りにする人も多いんですよ」
それなら、次回食べに来る時は、ダブルトンテキ&ゴハン大盛りにしようかなぁ。
「今度来るときは、10月の『ちくさんフードフェア』があるときに来るといいですよ。隣の川崎マリエンと合同でお祭りをやるんです。出店とかも出て楽しいですよ」
ちくさんフードフェアは過去、銘柄牛やハム・ソーセージの試食や地域物産展コーナーなどのほか、ポニーやウサギなどのふれあい牧場などが開かれたとのこと。また当日は、川崎駅から随時会場直行無料バスも運行されるので、クルマを持っていない人でも気軽に来られるそうです。
フードフェアでいろんなものを食べてからのデカ盛りはちょっと無理かも!? でも、近いうちにまた大盛りゴハンを食べにきたいと思います!
どん八食堂 東扇島店
住:神奈川県川崎市川崎区東扇島24 日本食肉流通センター G棟
TEL:044-277-0229
営:11:00〜20:00、土曜〜15:00、祝日〜14:00(各LO) ※デリバリーは11:00〜18:00(LO17:30)、祝日休み、土曜は店舗受け取りのみ
休:日曜
<取材・文/いしざわりかこ 写真/遠藤潤>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/697052/
- Source:&GP
- Author:&GP
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