
Appleが2025年第4四半期(7月〜9月)の業績を発表しました。総売上高は1,024億7,000万ドル(約15兆8,000億円)で、前年同期比約8%増。ハードウェア合計の売上は、カテゴリごとの増減が相殺され概ねなだらかな推移にとどまる一方、サービス事業は一貫して成長しています。
サービス事業の売上は予想超えで拡大継続
同四半期のサービス売上高は287億5,000万ドル(約4兆4,300億円)。これにより、2024年7月〜9月期からの直近1年間(TTM)のサービス売上高は1,090億5,000万ドル(約16兆8,000億円)となり、アナリスト予想の1,086億ドルを上回りました。
「サービスだけ」でDisneyとTeslaの通期を上回る規模
1,090億5,000万ドルというサービス売上は、Disneyの2024年通期売上914億ドルやTeslaの2024年通期売上976億9,000万ドルをも上回ります。すなわち、Appleはサービス事業“単体”で、両社の“全社売上”を凌駕する水準に達しています。
iPhoneは緩やかな増加トレンドを維持
Appleの中核であるiPhoneについては、四半期(Q4)ベースでみると2021年〜2025年にかけて緩やかな増加が続いています。2021年第4四半期は38.9億ドル、2022年第4四半期は42.6億ドル、2023年第4四半期は43.8億ドル、2024年第4四半期は46.2億ドル、2025年第4四半期は49.02億ドル。大幅なジャンプはないものの、安定的に積み上げているのが特徴です。

非iPhoneのハードは振れが大きいが、全体は底堅い
一方、Mac・iPad・ウェアラブル(Apple Watch、AirPodsなど)は、プロダクトサイクルや在庫調整、為替要因の影響を受けやすく、四半期ごとの変動が相対的に大きい傾向があります。もっとも、iPhoneの安定とサービスの右肩上がりがその振れを全社レベルで吸収しており、全体としては底堅い展開が続いていると言えます。
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-598861/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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