ワークマン、コメリ、ABCマートetc. 実は使える身近なお店でも売ってるオリジナルシューズたち

【"いまどき"アウトドアシューズ解体新書】

アウトドアシューズと聞くと、専門店や有名ブランドのショップに足を運ぶイメージがある人も多いのではないでしょうか。けれど実は、もっと身近なお店にも、普段使いで十分活躍してくれるオリジナルのアウトドアシューズがしっかり揃っているんです。作業服店やスポーツ用品店、ホームセンターにファミリー向けの靴屋など、“ちょっとそこまで”の感覚で立ち寄れるお店ばかり。これまでアウトドアシューズの売り場としてはあまり意識されてこなかったかもしれません。

ですが、価格は抑えめでありながら、防水仕様やグリップ力のあるソール、軽量設計など、街歩きや通勤で欲しい機能はきちんと押さえられているモデルが増えています。むしろ“この価格でここまでやるのか”と驚くような一足も珍しくありません。

そこで今回は、そんな身近なお店のオリジナルアウトドアシューズにスポットを当て、それぞれの特徴や実力、どんな人に向いているのかを整理して紹介します。

■作業現場のタフさをルーツに、アウトドアの機能が詰まった「ワークマン」

ワークマンは元々、現場で働くプロのための作業服専門店としてスタートしたチェーン。近年は「ワークマンプラス」などの展開でアウトドアファンや普段使いの層にも広がり、街中でも目にする機会が増えてきました。

魅力はやはり高機能なのに価格が抑えられていること。過酷な現場で鍛えられたタフな耐久性や防水性をベースにしつつ、アウトドアシーンで役立つ機能もしっかり取り入れられています。“作業着由来の耐久性”、“アウトドア由来の防水性”、“日常着としての手頃さ”が同時に成り立っているのが、ワークマンのシューズの強みです。

▼街歩きから低山ハイクまでこなす

ワークマン
「トレックシューズアジム」(4500円)

そんなワークマンのなかでも、今回注目したいのが「トレックシューズ アジム」。という価格ながら、アウトドアからデイリーユースまで幅広くこなせる実力派のトレッキングシューズ。

総合繊維業を営むセーレンと共同開発した透湿防水素材“INAREM(イナレム)”を採用し、接地面から6cmまでの防水性能を確保。耐久撥水加工により泥汚れも付きにくく、急な雨にもしっかり対応してくれます。さらにアッパーとタンが一体化した「ガゼットタン設計」で小石の侵入を防ぎ、抗菌防臭加工や夜間の視認性を高める反射材まで備えるなど、細部の作り込みも抜かりありません。

軽量で歩きやすく、足首まわりの安定感もあるため、街歩きや通勤はもちろん、低山ハイキングや犬の散歩、旅先での観光まで幅広く活躍。“雨の日も気にせずガシガシ歩ける一足がほしい”人や、“コスパも譲れない”という人にとっては、まさにうってつけの選択肢と言えそうです。

>> ワークマン

 

■ホームセンターの雄が手がける、「コメリ」の実力派アウトドアシューズ

新潟発祥のコメリは全国に1200店舗以上を展開するホームセンター。農業資材やDIY用品のイメージが強く、アウトドアシューズの売り場としてはあまり意識されてこなかったかもしれません。ですが実はプライベートブランド(PB)の開発に力を入れていて、そのラインナップの中にはしっかり使えるシューズも揃っているんです。

厳しい農作業や建築現場のタフなニーズに応えてきたノウハウがベースにあるため、アウトドア由来の機能との相性は抜群。“雨や泥に強く、長時間歩いても疲れにくい”という、現場でもアウトドアでも共通して求められる要素を“コメリ”価格で実現した1足に仕上げられています。

▼雨の日も街歩きも快適

コメリ
「SOLVIC クイックスリッポン ウォータープロテクションミッドシューズ」(3980円)

そんなコメリのオリジナルブランド「SOLVIC(ソルビック)」から展開されているのが、「クイックスリッポン ウォータープロテクションミッドシューズ」。まず嬉しいのが、生地表面の撥水加工に加えて地面から5cmまでの防水機能を備えていること。雨の日の通勤や、水たまりのある道を歩くシーンでも靴の中が濡れにくく、天候を気にせず履ける安心感があります。

▲TPE素材を貼り付け耐久性を向上させたアウトソールには、未舗装地をしっかり掴むラグパターンが採用

ミッドソールにはボリュームのあるEVA素材を採用し、コンクリートやアスファルトの上を歩くことが多い街使いでも足への負担を軽減。アウトソールにはTPE素材を貼り合わせて耐久性も高められており、毎日ガシガシ履きたい人にもしっかり応えてくれます。

▲ゴム素材のクイックシューレース採用で紐を結ぶ手間要らず

さらに注目したいのが、商品名にもある“クイックスリッポン”仕様。靴紐を結ばずにサッと足入れできる構造なのでアウトドアシューズにありがちな脱ぎ履きの面倒さとは無縁です。“雨の日でも気兼ねなく履ける1足が欲しい”、“近所の用事からちょっとした外出まで1足でこなしたい”という人にぴったりの相棒になってくれるでしょう。

>> コメリ

 

■巨大シューズチェーンでも探せば見つかるお手頃アウトドアシューズ

今や国内1500を超える店舗を展開する日本最大級のシューズショップ、ABC-MART。国内外有名ブランドのスニーカーやレザーシューズが売り場にズラリと並びます。また、ABC-MART限定モデルなどもあり、スニーカー好きなら一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか。

もちろんアウトドアシューズも各種取り揃えており、実はお手頃価格のモノも見つかります。そんな中からGoodsPress Webが注目したのが、ABC-MARTが展開するブランド、HAWKINS(ホーキンス)です。

▼ダイヤルシステムで脱ぎ履きしやすい

ホーキンス
「ハーレストン」(9790円)

サイドに備えるダイヤルシステム(回すとシューレース全体が締まって、引っ張ると一気に緩む)からも、テクニカルシューズであることがひと目で分かる一足。また反発性のあるインソールと厚めのミッドソールが、快適な履き心地を実現しています。


アッパーの広い範囲を覆う圧着パーツは、つま先の保護や足のズレを軽減。もちろん防水の役割も果たしています。

ソールはアウトドアシューズらしく深めのラグが入っており、不整地でのグリップ力も問題なし。広めに設計された接地面が安定感を生み出しています。

ローカットに脱ぎ履きしやすいダイヤルシステム、防水機能、落ち着いたトーンのカラーリング(写真のカーキとオールブラックの2色展開)など、雨の季節でも問題ない普段履きにピッタリなモデルになっています。

>> ABC-MART

 

■シューズショップの大手ならではの機能性とデザイン性、そして手に取りやすい価格

「シュープラザ」や「靴のチヨダ」、「東京靴流通センター」と全国に約860店舗ものシューズショップを展開するチヨダ。自分の街にもいずれかの店舗がある、という人も多いのではないでしょうか。そんな同ショップのプライベートブランド、セダークレストは元々1925年にアメリカで生まれたワークブーツブランド。現在ではビジネスシューズやスニーカーなど幅広いアイテムを世に輩出しています。

普段使いしやすいデザイン、そしてあると嬉しい機能、それでいて手に取りやすい価格と三拍子揃ったアイテムが豊富に揃うため、アウトドアシューズにおいても最初の1足として試しやすいはず。店舗に足を運べば、なぜ国内大手なのか、その理由がわかることでしょう。

▼見た目はシンプルスポーティ。それでいて機能性はしっかり担保

セダークレスト
「透湿防水ユーティリティスニーカー」(6490円)

今回ピックアップしたスニーカーはスポーティなデザインとカラーリングが目を引くこちら。アウトドアアクティビティだけに留まらず、街履きやスポーツシーンでも活躍しそうな1足です。最大の特徴はそのアイテム名通り、透湿防水性に優れていること。アッパー部分から足裏部分にかけて袋状に搭載されたC2ブレスシールド(防水膜)が雨などの水の浸入を防ぎつつ、シューズ内の水蒸気を外に逃がしてくれるため、年中快適な靴内環境をキープします。完全防水ではないものの、特に梅雨のシーズンなどは重宝すること請け合いです。

クッション性も高く、フカフカとしたソールは歩き心地も良好。普段、外出することが多い人ほどその歩きやすさに気付くはず。加えてグリップ力のあるアウトソールがしっかりと大地を掴み、安定感のある歩行性を実現。デザイン・機能・価格と最早死角なしと言っても過言ではありません。

>> チヨダ

 

■実はPBって知ってた? ファニチャーも手掛けるビジョンピークス

関東から西で大型スポーツ用品店を約100店舗展開するヒマラヤのオリジナルアウトドアブランド(PB)がVISIONPEAKS(ビジョンピークス)です。テントやファニチャーなどPBとは思えないクオリティとお手頃価格で、初心者キャンパーはもちろん、ベテランキャンパーでも取り入れている人は多数。

過去にGoodsPress Webでも何度か取り上げているブランドで、特にチェアやテーブルといったアウトドアファニチャーは、これからキャンプを始めようと思っている人にとっては、予算を抑えつつひと通りまるっとそろえられますよ。

そんなビジョンピークス、実はシューズも発売しています。もちろんアウトドアシューズ。では詳しく見てみましょう。

▼本格トレッキング仕様に驚き

ビジョンピークス
「ネイチャーパス LOW」(5990円)

均一に締めやすく耐久性の高い丸紐に、最上部をハトメではなくカギホックにするなど、トレッキングシューズの文脈で作られたローカットトレッキングシューズです。厚めの合成皮革製アッパーにはしっかり撥水加工が施されつつも、内側は防水透湿になっているので蒸れる心配もなし。

アウトソールは独特なパターンの深めのラグが刻まれた不整地仕様で、雨の日でも安心です。

つま先にはオーバーレイを施し保護するなど、トレッキングシューズらしさが満載ですが、2色展開のカラバリであるブラックもグレーもワントーンでまとめられているので、普段履きでも問題なし。ちなみに同カラー展開のミッドカットモデル(7990円)もラインナップしていますよ。

>> ヒマラヤ

 

>> 【特集】“いまどき”アウトドアシューズ解体新書

<取材・文/円道秀和、山口健壱、手柴太一(GoodsPress Web編集部) 写真/坂下丈洋>

 

【関連記事】

◆街から山まで縦横無尽。黒のアウトドアシューズならビジネスシーンでも使えるって本当?
◆トレランシューズとスニーカーの違いとは。街で履くメリットちゃんとあるんです
◆サロモン、メレル、キーン。アウトドアメーカーのロングセラーモデルはなぜ売れているのか?


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA