高いグリップ力で山道も安心して踏み出せる!トレラン用シューズの選び方【ランニングギア大全】

【ランニングギア大全】

山道や林道などの不整地を走るトレイルランでは、シューズ選びで快適さも安心感も大きく変わる。その選び方のポイントを、「ランボーイズ! ランガールズ!」の上原万里さんに聞いた。自分に合ったシューズ選びが山道を気持ちよく走る第一歩だ。

*  *  *

トレラン用シューズはアウトソールのラグ(凹凸)が深く、グリップ力を重視した設計になっているのが特徴だ。

「トレランは靴底のグリップが大事。ラグの深さを見るとグリップ性能の違いが分かりやすい」と話すのは、ランボーイズ! ランガールズ!の上原万里さん。トレラン初心者は、深すぎず浅すぎないラグを備えたバランス型のシューズが取り入れやすいという。

「加えて、足元を安定させることも大切。かかと周りやアッパーがしっかりとしたシューズなら安心感も高い」

また、中級者やロード経験者の場合は、軽さや走り心地を重視したモデルも候補になると教えてくれた。まずはサポート力のあるシューズを選び、経験を積んで自分の走りに合った一足を見つけていくのがおすすめだ。

<トレラン用シューズ選びのポイント>

1. 靴底のグリップを確認

トレラン用は不整地をしっかり捉える靴底が大事。まずはアウトソールのラグ(凹凸)の深さを見て、グリップ力の違いを確認。

2. 最初はバランス重視でOK

ラグが深すぎても浅すぎても扱いにくいことがある。最初は舗装路にも山道にも対応しやすいバランス型を選ぶのがおすすめ。

3. 初心者は“安定感”が大事

体力や経験に不安があるなら、グリップ力が高く、かかと周りやアッパーがしっかりとしていてホールド感のあるモデルを選ぶ。

4. 経験者は“軽さ”も選択肢

ロード経験があり、脚力に自信がある人がトレランを始めるなら、サポート力よりも軽さや走り心地を重視したモデルも候補に。

5. プレートの有無に迷わない

トレラン用シューズは、プレート入りかどうかだけで優劣は決まらない。最初はオーソドックスな一足を選ぶのが無難だ。

【この特集で製品をオススメするランニング好きたち!】

Run boys! Run girls!
上原万里さん
各地のトレイルランレースや100マイルレースにも挑戦。高尾山麓のランナー向け施設「Mt.TAKAO BASE CAMP」スタッフも務める。

 

 

 

Run boys! Run girls!
住所:東京都中央区日本橋馬喰町1丁目8-8 森忠ビル
営業時間:15~20時(平日)/12~18時(土日祝)、不定休

 

 

 

本誌編集部員
古澤健太郎
アウトドア担当。トレランのほか今年の東京マラソンでフルマラソンもデビュー。JMGA認定・登山ガイドステージⅡの資格も持つ。

■スピード性能と軽さに加え、快適性とクッション性を追求

NNormal
「Cadi Men」(2万7500円)

足幅にゆとりがあるため、幅広な人も履きやすいのが特徴です。ミッドソールは厚すぎず薄すぎず、足裏感覚とリスクのバランスが◎(上原さん)

あらゆるレベルのランナーに向けた一足。耐久性に優れたエンジニアードアッパーを採用し、足を包み込むようなフィット感を実現。高いエネルギーリターンと反発性を備えたミッドソールが推進力とクッション性を両立する。

▲あらゆる路面でグリップ力を発揮する「Vibram Megagrip」アウトソール。ラグ4mm

■アウトソールを刷新し、フィット感も高めた新モデル

ALTRA
「Lone Peak 9+」(2万3650円)

ゼロドロップ設計で足の自然な動きを促進。靴全体の柔軟性が高いため、ゆっくり長く走りを楽しみたい人におすすめの一足です(上原さん)

ブランドのアイコン的モデル「Lone Peak」をアップデート。アッパーに縫い目のないオーバーレイとリップストップメッシュを採用することで耐久性を高め、デザインを見直すことで中足部やかかと周りのフィット感が向上。

▲抜群のグリップ性能を誇る「Vibram MegaGrip」アウトソールを新たに搭載。ラグ4mm

■レベルやスタイルを問わず、走ることを楽しめる一足

KEEN
「SEEK」(2万6400円)

広めのつま先や足当たりの良い設計など“キーンらしさ”がありつつも、実際に走るとしっかりとした安定感やタフさが感じられます!(古澤)

高い反発力とクッション性を両立するQuantumFoamXミッドソールが、長距離のランでも安定性と推進力をサポート。つま先にゆとりを持たせながらかかとはしっかり固定し、着地時のブレを抑えて安定した走りを実現する。

▲アウトソールには耐摩耗性の高い「KEEN.ALL-TERRAINラバー」を採用。ラグ4mm

■高いクッション性と通気性で、快適な長距離ランをサポート

Salomon
「ULTRA GLIDE 4」(1万9800円)

より長距離のランニングにも対応できるよう、優れたクッション性を持つモデルです。ムレにくいのでこれからの季節にもおすすめ!(古澤)

独自ミッドフォームと厚めのスタックハイトでクッション性を高め、さらに足下の最適な圧力分散を実現するテクノロジーを搭載。通気性とサポート性に優れたエンジニアードメッシュアッパーが快適な長距離ランを支える。

▲耐摩耗性とグリップ力に優れた独自ソール「All Terrain Contagrip」。ラグ5mm

■反発力とグリップ力に優れたスピード重視の軽量モデル

THE NORTH FACE
「Summit Vectiv Sky 2」(2万9700円)

軽量でフィット感が高く、5mmラグでぬかるみでも安心して使用できます。ロードランナーがトレイルに挑戦する一足としてもおすすめ(上原さん)

走行時のエネルギーを推進力に変え、安定した走りを促す独自システム「VECTIV」を搭載。さらに、軽量ながら高反発でクッション性が高いミッドフォームを備え、ソールユニットにはフォーク形状の3Dカーボンプレートを採用。

▲アウトソールには優れたグリップ力を発揮する独自の「SurfaceCTRL」を採用。ラグ5mm

■パフォーマンスに特化した、レース用トレイルモデル

Topo Athletic
「MTN Racer 4」(2万4750円)

長距離やスピード走行に挑戦する人におすすめ。足先にゆとりがある設計ですが、かかとや甲周りのフィット感はかなり高いのが特徴(上原さん)

テクニカルな地形でも素早く軽快に走ることができるレースモデル。ハイクッションでレスポンシブな走り心地と、登りでも下りでも安定した推進力を生み出す独自ミッドソールを搭載。水をスピーディに排出するインソールにも注目。

▲アウトソールは「Vibram Megagrip」。濡れた岩場でも抜群のグリップを発揮。ラグ4mm

<文/津田昌宏 監修/上原万里、古澤健太郎>

>> 特集【ランニングギア大全】

※2026年5月7日発売「GoodsPress」6月号96-97ページの記事をもとに構成しています

<文/津田昌宏 監修/上原万里、古澤健太郎>

 

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