Apple Watchに次世代OLED搭載か〜HMO採用の可能性

Apple製品向けにOLEDディスプレイを供給しているサプライヤーが、次世代Apple製品向けに高移動度酸化物半導体(HMO:High Mobility Oxide)の適用を検討していると、以前から噂されています。

HMO技術を採用した次世代OLEDディスプレイは、最初にApple Watchに採用される可能性が高まっているようです。

LG DisplayもHMO技術の適用に向けて開発中か

HMO技術を採用するOLEDディスプレイの開発ではSamsung Displayが先行しており、MacBook Pro向けOLEDを製造すると噂される第8.6世代OLED製造ラインで生産されるのではないかとみられていました。

今回新たに、LG DisplayもHMO技術を採用するOLEDディスプレイの開発を進めていることが明らかになったと、ディスプレイ関連サプライヤー情報として報じられています。

OLED製造ラインの世代差によるコスト影響は限定的か

LG Displayは、第6世代OLED製造ラインへのHMO技術適用を検討しているとのことです。

一般的には、ガラス基板が小さい第6世代OLED製造ラインは、第8.6世代OLED製造ラインを活用するとみられるSamsung Displayと比べ、製造コスト面で不利になる可能性があります。

しかし、HMO技術を採用するOLEDディスプレイが最初に搭載されるのがApple Watchである場合、ディスプレイサイズが小さいため、ガラス基板の大小による製造コストへの影響は限定的になる可能性があります。

Apple Watchの2028年モデルに搭載か

HMO技術を採用したOLEDディスプレイは、現在多く採用されているLTPO(低温多結晶酸化物:Low Temperature Polycrystalline Oxide)や、次に採用されると噂されるLTPO+よりも、消費電力の低減に有利と考えられています。

Apple Watchにこの次世代OLEDディスプレイが搭載される場合、2028年モデルからになるのではないかと噂されています。

Apple Watch Ultraの大型化にもつながる可能性

搭載されるOLEDディスプレイの消費電力がこれまでよりも削減されれば、画面輝度の向上やバッテリー駆動時間の延長につながる可能性があります。

また、消費電力の低減によって設計上の余裕が生まれれば、Apple Watch Ultraにおいて、50mm以上の大型モデルがラインアップされる可能性もあります。

Apple Watchは常時表示ディスプレイやワークアウト計測などで電力効率が重要な製品です。そのため、HMO技術を採用したOLEDディスプレイは、将来のApple Watchの進化において重要な要素になるかもしれません。

Photo:Apple Cycle(@theapplecycle)/X


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