【さあ、カメラをはじめよう 2026 CAMERA STYLE】
カメラはやっぱり 「フルサイズ」と言う人は多い。ここでは現在HOTなフルサイズミドル機を軸に、各社の特徴も踏まえながら解説していく。“推し”のカメラブランドを見つけてほしい。
* * *
サイズという言葉は、デジタルカメラでフィルムの代わりとなるイメージセンサーの面積を指す。35mmフィルムと同等の撮影面積(約36×24mm)という意味だ。
イメージセンサーは半導体なので、大きいほど生産が難しく高価になる。そのため35mmフィルム並みに大きなセンサーは憧れの存在だった。しかしここ10年でお手頃なフルサイズミラーレスも続々登場。今なら“いきなり”飛び込めます。
メリットは、光のグラデーションや、被写体の質感をリアルに再現できること。いわば描写の“深み”みたいな部分で差があり、作品として眺める満足度が高い。もちろん機材としては大きく重くなりがちなので、自分が持ち出せるかどかも想像しながら選ぼう。
ちなみに最新機種には、誰でも高画質を活用しやすい機能が盛りだくさん。人物や動物の瞳に自動でピントを合わせながら、1秒間に数十枚のスピードで連写できる。
カメラ操作のことを忘れて被写体の表情や構図に集中できるありがたさは、むしろカメラ初心者にこそオススメ。まずはハイテクを頼って楽しもう!
ともかく一度フルサイズを使ってみれば、いま何気なく使っているスマホやコンパクトカメラに対する見方も「この小ささで、こんなに優秀に写るのか!」という喜びに変わるはず。イイモノを知ってこそ、本当の意味での“コスパ”も語れるのだ。
■アイコンを説明しよう!
・フラッグシップ:各社が威信を賭ける最上位モデルのこと。
・HOTなミドル機:上位機の強みを取り入れた、最新世代の中級モデル。
・指名買いの個性派:各社の見逃せない個性派モデルをピックアップ。
【だからフルサイズ 1】
最新世代のミラーレスなら、初心者でも高画質を活かせる
<Nikon(ニコンZマウント)>
「ニコン神話を受け継ぐミラーレス」。60年続いた“不変のFマウント”、ミラーレスはZマウントで新章へ!
▼フラッグシップ
ニコン
「ニコン Z9」(ボディ:77万2200円)

ニコンが初めてミラーレスカメラに“フラッグシップ”(旗艦機)の称号を与えた記念碑的な1台。動きの速いスポーツ撮影で弱点とされる「ファインダー表示の遅れ」を極限まで低減。“カメラ”の基本に対する執念を感じる。
▼HOTなミドル機
ニコン
「ニコン Z5II」(24-50レンズキット:29万9200円)

最新世代のお手頃モデル。フルサイズでありながら比較的買いやすい「Z5」の後継機として、基礎体力をアップ。暗い場所で撮影したときのノイズの少なさや、オートフォーカスの性能を高めている。小さくても本格的な作りだ。
▼指名買いの個性派
ニコン
「ニコン Zf」(レンズキット:33万1100円)

フルサイズミラーレスでは唯一の、クラシックカメラ然としたスタイル。ダイヤル操作も楽しめる趣味性たっぷりの1台だ。モノクロ撮影モードや、フィルム風のザラつきを与えるモードなど、イマドキな“エモい”表現にも完全対応。
<SONY(ソニーEマウント)>
「“フルサイズミラーレス”の開拓者」。矢継ぎ早の革新を続ける、カメラ市場のトレンドセッター。
▼フラッグシップ
ソニー
「α1 II」(ボディ:99万円)

約5010万画素かつ約30コマ/秒の連写という、画素数も連写速度も兼ね備えた最上位機。プロ向けのフラッグシップ機であってもカメラ本体の大型化を良しとせず、凝縮されたサイズ感だ。ソニーの小型化ロマンは最新カメラにも息づく。
▼HOTなミドル機
ソニー
「α7 V」(レンズキット:43万8900円)

プロ向けに培われた高速性能を日常向けにパッケージングした、最新世代の中級機。AI技術を生かしたオートホワイトバランス機能は、膨大な学習データから撮影シーンや被写体、光源までを高精度に推定し、より見た目に近い色を再現する。
▼指名買いの個性派
ソニー
「α7CR」(ボディ:44万9900円)

フルサイズ機では数少ない、上部がフラットな形状のミラーレスカメラ。バッグへの収まりの良さや、シルバー色も選べる“カメラらしさ”が個性的な1台だ。とはいえ約6100万画素という本気スペックを内包。
【だからフルサイズ 2】
やがて見返しても嬉しい、美麗なグラデーションと繊細な描写
<LUMIX(ライカLマウント)>
「誕生25周年を迎えるLUMIX」。ミラーレス初号機も送り出した、“写真も動画も撮れる”の先駆け。
▼フラッグシップ
LUMIX
「LUMIX S1RII」(ボディ:47万5200円)

静止画向けの4430万画素モデルながら、8K動画まで撮れてしまうLUMIXらしい最上位機。ライカやシグマと共通で「Lマウント」のレンズが使える。2018年のフルサイズ参入以来、待望のフラッグシップ第二世代が登場だ。
▼HOTなミドル機
LUMIX
「LUMIX S5IIX」(ボディ:26万4330円)

ミドルクラスの人気モデル「S5II」に専門的な動画機能をプラスしたモデル。だがここで推したいのは、この“真っ黒”な外観だ。LUMIXロゴなども全て目立たないように暗く表現され、ステルスな雰囲気が漂う。一目惚れ必至の1台。
▼指名買いの個性派
LUMIX
「LUMIX DC-S9N-D(キャメルオレンジ)」(標準ズームレンズキット:21万2850円)

マイクロフォーサーズの超小型モデルが根強いファンを生んだLUMIX。フルサイズ機ではコレがLUMIX最小だ。レトロルックの4色展開で、外装のレザーを張り替えるサービスもある。小さなレンズを組み合わせて、どこへでも連れ出したい。
【だからフルサイズ 3】
かつては高嶺の花だが、今なら10万円台から狙える
<Canon(キヤノンRFマウント)>
「自分にはコレ!が必ず見つかる品揃え」。報道現場で信頼され、ファミリー層にも愛される。それがEOSの伝統だ。
▼フラッグシップ
キヤノン
「EOS R1(ボディ:108万9000円)

プロが頼りにする最上位機。撮影者がファインダー越しで見たところにピントが合う「視線入力」は一度体験したい。サッカーなど特定のスポーツでは、選手のアクションを見て主役を判断し、自動でピントを合わせ続ける機能も。
▼HOTなミドル機
キヤノン
「EOS R6 Mark III」(24-105L USMレンズキット:58万3000円)

最新世代の中堅モデル。1秒間に最大40枚の連写など、最新ミラーレスカメラのオイシイ部分を凝縮した1台だ。人物・動物以外に、車、バイク、鉄道、飛行機も検出して自動でピントを合わせる。
▼指名買いの個性派
キヤノン
「EOS RP」(ボディ:13万2000円)※在庫僅少

高速連写などの派手さはないが、手頃にフルサイズを味わえる1台。昭和の時代から“誰もが買いやすいカメラ”を何度もヒットさせてきたキヤノンらしさがある。2018年発売、すでに流通在庫のみ。急げ!
※全て直販価格
>> 特集【さあ、カメラをはじめよう 2026 CAMERA STYLE】
※2026年5月7日発売「GoodsPress」6月号内「GoodsPress Premium」14-15ページの記事をもとに構成しています
<編集・文/前田賢紀、鈴木誠、織本知之、斉藤直樹>
【関連記事】
◆ソニーの新型カメラは“ポケットに入る”フルサイズ?レンズ一体型の「RX1R III」が登場!
◆約70コマ/秒連写、15ストップDR、6K動画対応、フルサイズミラーレス 「LUMIX DC-S1M2」
◆これぞ洗練の極み!シグマが6年ぶりに放つ新型フルサイズ「Sigma BF」登場!
- Original:https://www.goodspress.jp/features/735622/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web
Amazonベストセラー
Now loading...