
Appleは先日、M2 Ultra搭載Mac Proの販売を終了し、後継モデルを発表する予定はないことを明らかにしています。この判断に至るまで、AppleはExtremeチップの開発や、2種類のMac Proの開発計画があったものの、最終的には実現しなかったと報じられています。
M2 Extreme/M3 Extremeチップの開発断念
Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で、Appleは次のチップの開発計画があったと述べています。
- M2 Extreme搭載モデル(M2 Ultraの2倍のCPUとGPUを搭載)
- M3 Extreme搭載モデル(M3 Ultraの2倍のCPUとGPUを搭載)
M2 Extremeの仕様(予想)
M2 UltraのCPUコア数は24コア、GPUコア数は60コアもしくは76コアでしたので、M2 ExtremeのCPUコア数は48コア、GPUコア数は120コアもしくは152コアになった可能性があります。
同様にM3 Extremeの仕様を試算すると、M3 UltraのCPUコア数は28コアと32コア、GPUコア数は60コアもしくは80コアでしたので、M3 ExtremeのCPUコア数は56コアか64コア、GPUコア数は120コアもしくは160コアということになります。
開発断念の理由とは
これらのチップの開発が断念された理由としてガーマン記者は、コストと需要を挙げています。仮に市販化されていたとしても、販売価格は非常に高額になったと考えられます。
購入層が限られる一方で、製造コストや在庫リスクは大きくなります。そのため、Appleはラインアップに追加した場合の利益よりも、在庫負担や開発コストのリスクが上回ると判断したのかもしれません。
未発売のMac Proは2種類

ガーマン記者はさらに、開発されながら発売されなかったMac Proが2種類あったと説明しています。
1つはIntelプロセッサ搭載モデル、もう1つはM3 Ultra搭載モデルです。いずれも、Mac Proの後継機として検討されていたものの、最終的には発売に至らなかったとされています。
最後の、Intelプロセッサ搭載モデルがあった?
1つ目は、コードネーム「J170」とされるIntelプロセッサ搭載Mac Proです。このモデルは、Appleが初のMシリーズチップであるM1を発表した後に開発されていたとされています。
そのため、Intel Xeon Wプロセッサと外部GPUを組み合わせた、従来型Mac Proの正統後継モデルだった可能性があります。発売されていれば、8コア〜28コアのIntel Xeon Wを搭載したMac Pro(2019年モデル)の後継機になっていたはずです。
Mac Pro(2021年モデル)として投入を計画か
M2 Ultra搭載Mac Proが発売されたのは2023年です。Intel搭載Mac Proの後継モデルがM1発表後に開発されていたのであれば、時期的には2021年頃の投入が検討されていた可能性があります。
AppleがM1を発表したのは2020年11月であり、M1発表後に開発されていたという説明とも整合します。ただし、Appleシリコンへの移行が進む中で、Intel搭載Mac Proを新たに投入する意義は急速に薄れていったと考えられます。
M3 Ultra搭載計画も存在
2つ目は、コードネーム「J190」とされるM3 Ultra搭載Mac Proです。このモデルは、2025年初頭にM3 Ultra搭載Mac Studioと同時に発表される予定だったとされています。
しかし、Appleシリコン世代のMac Proでは、Mac Studioとの差別化が難しくなりました。同じM3 Ultraを搭載する場合、拡張性や筐体サイズ以外でMac Studioを大きく上回る訴求点を示しにくかったと考えられます。
ハイエンドモデルはMac Studioに
今後のMacハイエンドモデルは、Mac ProではなくMac Studioが中心になる見込みです。ガーマン記者は、Appleが今秋にM5 Ultra搭載Mac Studioを発表し、2028年初頭にはM7 Ultra搭載Mac Studioを投入すると予想しています。
Source: Power On/Bloomberg
Photo: Basic Apple Guy(@BasicAppleGuy)X, Private Talky(@privatetalky)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/mac-603694/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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