
Appleは現地時間7月28日、米国でデバイスのリースプログラム「Apple Upgrade」を開始しました。簡単にいえば、デバイスのサブスクリプションサービスに近い仕組みです。月額料金を支払うことで、最新のApple製品を一定期間使用できます。
リース契約はAppleと直接結ばない
Apple Upgradeの申し込み画面やサービス全体のデザインはAppleらしく統一されていますが、リース契約自体はAppleと直接結ぶわけではありません。
契約先となるのは、後払い決済(BNPL)や分割払いサービスを提供する、スウェーデン発の世界的なフィンテック企業Klarna(クラーナ)です。
契約期間を1カ月単位で自由に選べるわけではなく、iPhoneとApple Watchは12カ月または24カ月、MacとiPadは24カ月または36カ月に設定されています。
ローン契約ではない点に注意
Apple Upgradeはローン契約ではなく、デバイスの購入代金を分割して支払うサービスでもありません。デバイスを借りるためのリース料金を毎月支払う契約である点に注意が必要です。
そのため、契約期間が終了しても、デバイスが自動的に利用者の所有物になるわけではなく、基本的には返却する必要があります。
契約終了時にはデバイスを買い取る選択肢も用意されていますが、Appleは具体的な買い取り価格を公表していません。
月額料金はどのくらい?
Appleが示している料金例をもとに、契約期間、月額料金、契約期間中の支払総額をまとめると、以下のようになります。
| 製品 | 契約期間 | 月額料金 | 支払総額 | 新品価格に対する割合 |
|---|---|---|---|---|
| iPhone17 Pro 256GB | 12カ月 | 45.99ドル | 551.88ドル | 約50.2% |
| iPhone17 Pro 256GB | 24カ月 | 31.99ドル | 767.76ドル | 約69.9% |
| Apple Watch Series 11 GPS 42mm | 24カ月 | 11.99ドル | 287.76ドル | 約72.1% |
| 11インチiPad Pro 256GB | 36カ月 | 24.99ドル | 899.64ドル | 約75.0% |
| 14インチMacBook Pro 16GB | 36カ月 | 38.99ドル | 1,403.64ドル | 約70.2% |
※支払総額は月額料金に契約月数を掛けて算出しています。税金や下取り額、AppleCare+などの料金は含みません。契約終了時に端末を所有するには、別途買い取り料金の支払いが必要です。
返却時には、デバイスの状態によって追加料金が発生する可能性があるため、注意が必要です。デバイスを紛失した場合にも、追加の費用が請求される可能性があります。
AppleはApple UpgradeとAppleCare+またはAppleCare Oneを組み合わせることも提案していますが、その場合は毎月の負担がさらに大きくなります。
デバイスを普通に買ったほうが得なのか
最も気になるのは、「デバイスを普通に購入したほうが得なのではないか」という点でしょう。
特にiPhoneは中古市場で比較的高値を維持しやすいため、購入後に自分で売却できる人であれば、Apple Upgradeよりも通常購入のほうが金銭的に有利になる可能性があります。
Apple Upgradeは、最新デバイスを定期的に使用しながら、使用後の端末を自分で売却する手間を省きたい人に向いたプログラムといえそうです。
日本での展開については明らかになっていませんが、まずは米国でどのように受け入れられるのか注目したいところです。
Source: Apple
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-604009/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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