Lightning端子を廃止し、iPhoneは完全ワイヤレス化か。環境保全が背景に

iPhone
 
2012年にAppleはLightning端子を導入しました。
 
それまで、iPhoneやiPodには30ピンDockコネクタが長年採用されてきましたが、8ピンのLightning端子に変わりコネクタは小型化しました。
 
これにより、30ピンDockコネクタよりも、掃除がし易くなり壊れにくくなりました。しかし近年、iPhoneからはイヤホンジャック、ホームボタンが廃止されています。そのため近い将来、Lightning端子も廃止されるのではないかと噂されています。

iPhone12からLightning端子が廃止か

2017年、AppleはiPhone8/8 Plus/Xにワイヤレス充電機能を組み込みました。
 
ワイヤレスのため、管理が容易なだけでなく、充電ケーブル端子へのダメージを最小限に抑えることができます。さらに、近年問題となっている充電ケーブルなどの電子廃棄物を減らすことにも繋がります。
 
一部のアナリストは、iPhone12からLightning端子が廃止されると予想しています。
 
AppleInsiderは、Appleが、ガラス筐体の電子デバイス(Electronic Device with Glass Enclosure)の特許を取得したことを明らかにしましたが、それにより噂の信憑性は高くなりました。
 
さらにその特許図面を見ると、iPhoneが完全にシームレスな外観デザインであることが一目で分かります。これは、2019年のポートを廃止したデザインを反映した2番目の特許ですが、このデザインは折りたたみ式のスマートフォン向けのものです。
 
しかし、それと同時にAppleでは、iPhoneへのUSB-Cポートの搭載に向けたテストが進められていることが明らかになっています。そのため、一部のモデルでは、完全にワイヤレスになるのではなく、USB-Cポートが搭載される可能性があります。

電子機器廃棄物問題により、ワイヤレス化が濃厚か

Appleは近年、イヤホンジャック廃止、ワイヤレス充電器の採用などiPhoneのワイヤレス化を進めています。
 
現在、携帯電話メーカー毎に、独自の充電ケーブルを導入していることから生じる電子廃棄物が問題となっています。EUでは電子機器廃棄物を削減するために、充電コネクタの統一規格化が推進されています。
 
Appleはこの提案には反論しており、充電コネクタの統一規格化を導入することで、かえって廃棄物が増えるだけでなく、Appleユーザーに不必要な混乱をもたらすと述べています。
 
iPhoneが完全なワイヤレス端末になれば、問題となっている充電ケーブルなどを交換する必要がなくなります。
 
これらの理由により、Appleはワイヤレス化を進めており、Lightning端子が廃止される可能性があると見られています。

 
 
Source:iDROPNEWS
(m7000)


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