Apple、上級副社長をAR/VRヘッドセット開発のために異動か

Dan Riccio
 
海外大手メディアBloombergは現地時間2月8日、Appleの上級副社長を務めていたダン・リッチオ氏が今年1月に異動した理由は、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の機能を持つヘッドセット開発を統括するためだったと報じました。

2021年にエンジニアリング上級副社長を交代

Appleは現地時間2021年1月25日、ハードウェアエンジニアリング担当の上級副社長を務めていたダン・リッチオ氏が新プロジェクト統括のために異動し、ジョン・ターナス氏が後任を務めると発表しました。
 
Appleの発表当初、ダン・リッチオ氏が取り組む新プロジェクトはApple Carもしくは拡張現実(AR)グラスではないかと噂されていましたが、今回のBloombergの報道によりリッチオ氏がAppleのヘッドセット開発に参加している可能性が高まりました。

複合現実(MR)ヘッドセットを開発中?

Appleが開発しているヘッドセットは、VRとARを組み合わせた複合現実(MR)ヘッドセットであるとも報じられており、通常のVRヘッドセットよりも高価な製品となると予想されています。
 
Bloombergによると、Appleのヘッドセット開発チームには1,000人以上のエンジニアが参加しており、マイク・ロックウェル氏がチームリーダーとして管理しています。
 
ダン・リッチオ氏は今までの開発経験を活かしてプロジェクト全体を統括する立場となる模様です。
 
Appleは、同社初となるヘッドセットの研究開発で困難に直面しているとも言われており、ダン・リッチオ氏の異動により開発が進むことが期待されます。
 
 
Source:Bloomberg via 9to5Mac
Photo:Apple
(seng)


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