“家でもお店の味”を叶えてくれるオーブンレンジ&トースター5選【令和の新殿堂入り傑作モノ】

【令和の新殿堂入り傑作モノ】

1台で幅広い調理に対応するオーブンレンジは、多彩な機能をより気軽に使えるモデルが増加。自宅でも本格料理に挑戦しやすくなってきた。調理に役立つオーブントースターにも注目だ。

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グリルやオーブンによる調理や食材の温め、解凍など、何かと便利なオーブンレンジ。従来は多機能ゆえに使いこなしが難しい面もあったが、最近は使い勝手の面も工夫しているモデルが増えてきた。特に上位モデルは「使いこなしに注力したものが多い」と、家電ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんは話す。

「各社ともフラッグシップモデルを中心に、レシピを確認しやすい大型液晶やスマホとの連動、音声での操作など、より手軽に扱うための工夫を凝らしています。ネット経由でメニューを増やせたり、使いこなしのアドバイスをしてくれたりするのも最新の上位モデルに多い特徴。高価ではありますが、その分使い勝手がいいのです」

もちろん、高火力でのグリルや蒸し焼き、炙り焼きなど、コンロで作るような本格的な調理にも対応。「オートメニューが充実し、難しい料理も失敗せずに作りやすい」(神原さん)ので、新しいメニューにも挑戦しやすい。

またオーブン関連では、本格調理機能を備えたトースターも今後注目すべき家電だ。

「こちらはオーブンレンジより手頃でコンパクト。単身世帯や料理慣れした人がプラスαの家電として使うにもおすすめです」

操作性に力を入れたオーブンレンジ、調理でも活躍するトースター、いずれも1台あれば、食生活がより充実するはずだ。

家電ライフスタイルプロデューサー 神原サリーさん
出版社や新聞社に勤務後、フリーランスとして独立。幅広いテーマを取材、執筆する中で家電分野に興味を持つ。家電をスペックや数字だけでなく、暮らしの中でどう役立てるかを提案するプロフェッショナル

 

【使いこなしやすくなったオーブンレンジ】

1. 時短調理に役立つ機能が充実 アプリ連携でメニューも豊富

冷凍の食材を活用しやすくなったのは、最近の食生活にマッチしていると思います。レシピが増えたワンボウル調理も便利です(神原さん)

パナソニック
「スチームオーブンレンジ ビストロ NE-UBS10A」(実勢価格:16万円前後)

ボリュームのある食材も手軽に調理できるスチームオーブンレンジ。最高230℃まで発熱するヒートグリル皿と新たなアンテナ制御を採用し、下段も含めて4人分の食事を一度に蒸し焼きできるようになった。耐熱ボウルを使って簡単に調理できる機能のメニューも増加。庫内容量30L

▲スマホアプリ「キッチンポケット」と連携。メニュー提案やレシピの送信が可能で、新たな自動メニューも追加できる

▲高精度な64眼センサーを内蔵。ワンボウル調理では食材の分量を判定して自動で火加減を調整する

▲電波効率を高め、より高火力での調理が可能に。スチームを加えれば冷凍食材も解凍せずに入れられる

 

2. 通常の調理はもちろん惣菜や冷凍食品も水の力でおいしさアップ

温め直し機能が進化して、焼き物でもできたてのおいしさを再現できます。IoT対応や音声操作も優れていますね(神原さん)

シャープ
「ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XA30」(実勢価格:20万6000円前後)

水分を与えながら食材を加熱する過熱水蒸気オーブンレンジ。過熱水蒸気で食感を復元する機能が、鶏の照り焼きや焼き魚などの焼き物にも対応。冷めたおかずもできたてのようによみがえる。冷凍食品を素早く解凍する機能も搭載。IoT機能も充実している。庫内容量30L

▲上下段を使った二段調理に対応。上段はメインメニューをお任せで、下段は副菜を作ったり惣菜を温めたりと使い分けながら調理できる

 

【調理でも活躍するオーブントースター】

3. トーストからオーブン調理、ノンフライ調理などマルチに活躍

コンパクトなので庫内に熱が回りやすく、食材を十分に加熱できます。操作もシンプルでわかりやすいです(神原さん)

レコルト
「エアーオーブントースター」(1万7600円)

ノンフライ調理ができるエアーオーブン機能を備えた2枚焼きのトースター。最高230℃の熱風をファンで循環させ、食材をカラッと焼き上げる。独自のヒーター配置で、トーストも絶妙な焼き加減に仕上げられる。

▲エアーオーブン、トースト、オーブン、ウォームの4モードを搭載。ウォームは料理の保温や食材のドライに使える

 

4. パワフルな熱風でトーストも肉料理も絶品の仕上がり

日本仕様の設計で、前モデルより使い勝手が向上。 調理後にそのまま卓上に出せるグリルコンテナも便利です(神原さん)

クイジナート
「エアフライ オーブントースター TOA-38」(実勢価格:2万9700円前後)

油で揚げずに揚げ物料理が作れる熱風調理に対応したオーブントースター。天面に大型のファンを搭載し、コンベクションオーブンのように熱風を循環させながら食材をパワフルに加熱する。トーストは四枚焼きが可能で、四通りの焼き方から選べる。

▲庫内は幅28×奥行き26×高さ9cmで大きめの食材も調理可能。ラックは2段あり高さを調整できる

 

5. 人気のトースターに本格仕上げ焼き機能を追加

サラマンダーモードではバーナーで表面を炙るような調理ができます。デザインも少し変わり、より高級感が増しました(神原さん)

バルミューダ
「BALMUDA The Toaster Pro K05A-SE」(3万5200円)

独自のスチームテクノロジーと温度制御を搭載して人気を博したトースターの新モデル。上ヒーターのみを使って仕上げ焼きを行う“サラマンダーモード”を新たに搭載。肉や魚、グラタンなどに好みのパリッとした焼き色を付けられる。

▲サラマンダーモードは素早く加熱でき、中まで火を通さずに表面だけ焼き目が付く。プロ用機器のような本格派な焼き加減に仕上げられる

>> 特集【令和の新殿堂入り傑作モノ】

※2022年10月6日発売「GoodsPress」11月号44-45ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/高橋智>

 

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