セイコー プロスペックス スピードタイマー新作は冬季競技用ストップウオッチの傑作がモチーフ

いよいよ寒さも本番。この時期世界各地で熱戦が繰り広げられているのがシーズン真っ最中のウインタースポーツ。やるのも観るのも大好きなスポーツフリークのあなたなら、手元にこんなタイムピースを巻いてみるのはいかがでしょう。

セイコーより2月10日発売の「セイコー プロスペックス スピードタイマー メカニカルクロノグラフ 限定モデル SBEC019」(38万5000円)は、今を去ること半世紀、冬季五輪としてはアジア地域初の開催となった1972年札幌大会で使用されたストップウオッチがデザインモチーフ。世界限定600本、国内わずか150本という希少なモデルです。

正確無比な技術で、長年にわたってさまざまなジャンルのアスリートたちを支え続けてきたセイコー。特にウインタースポーツにおける計測技術において大きなマイルストーンとなったのが、1972年に開催された冬季五輪札幌大会です。

1964年の東京大会において0.01秒単位の正確な計時を実現したセイコーは、札幌大会においても新たなストップウオッチを開発。8年間の時を経て誕生したのは、優れた耐寒性に加え、吹雪の中でも優れた判読性を発揮できるよう、マットなブラックダイヤルにレッドとホワイトの目盛りを搭載。鮮やかなカラーコードは、半世紀の時を超えた今でも新鮮な魅力を放ちます。

この伝説的なストップウオッチのカラーとデザインを、現代の計測技術の粋を集めたハイエンドなスポーツクロノグラフに映したのが今回登場する特別モデル。

ダイヤルにはオリジナルと同じく光の反射を抑えたブラックカラーを採用。あらゆる場所で確実な判読性を発揮できるようになっています。目盛りと9時位置のクロノグラフ積算計には通常より彩度の高い朱赤を用いることで視認性をアップ、一方で通常赤色が使われることの多いセンタークロノグラフ針には誤読を防ぐためにホワイトを配色。さらにこのセンタークロノグラフ針には、先端が文字板方向に向かって曲げられるなど、スムーズな計測を手元で実現するための工夫が随所に施されています。

ムーブメントには他の“スピードタイマー”コレクションと同じく、特徴的な垂直クラッチやコラムホイールなど、“初代スピードタイマー”こと「1969 スピードタイマー」の思想を受け継ぐメカニカルクロノグラフムーブメント・キャリバー 8R46を搭載。精緻な営みは、背面のシースルーバック越しに目で見て楽しむことが可能です。

このほか往年のストップウオッチにならって上面フラットにデザインされたプッシュボタン、ストラップ裏面のカーフレザーには汗や皮脂による傷みを防ぐためのコンシール加工を施すなど、スポーツウオッチとしての実用を意識した仕様が満載。凍える季節も腕に巻くだけで気分が上がる、特別な1本になりそうです。

>> セイコー プロスペックス

<文/&GP>

 

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