Appleは現地時間9月27日、開発者向けにiOS17.1、iPadOS17.1、macOS 14.1、watchOS10.1、tvOS17.1のベータ1を公開しました。アップデート内容の詳細が不明なものもありますが、現時点で、iOS17.1ベータ1には、AirDropのアップデートとApple Musicの新機能追加が含まれており、watchOS10.1ベータ1では、NameDropが利用可能になったことが確認されています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1.iOS/iPadOS17.1、watchOS10.1の開発者向けベータ1が公開。
2.iOS17.1ベータ1では、Apple Musicに新機能が追加。
3.watchOS10.1ベータ1、Apple WatchでもNameDropが利用可能に。
iOS17.1ベータ1のアップデート内容
iOS17.1ベータ1のApple Musicでは、曲やアルバムを「お気に入り」に登録できるようになりました。曲やアルバムの3点メニュー(・・・)をタップし、新しく追加された「お気に入り」アイコンより、この機能にアクセスできます。
Appleは最終的に、Apple Musicがユーザーの「お気に入り」の曲やアルバムを含むプレイリストを自動的に生成できるようになるとしていますが、この機能はiOS17.1ベータ1には含まれていないようです。
また、現在のカバーをベースにプレイリストのカスタムカバーを作成できる機能も追加されています。現在、8種類のオプションが提供されていますが、色やフォントをカスタマイズすることはできません。
AirDrop通信範囲外でも、インターネット経由で転送可能に
AirDropもアップデートされ、2つのデバイスがAirDropの通信範囲を離れても、インターネット経由で転送できるようになりました。
この機能は、iOS17の機能の1つとしてWWDC23で紹介されましたが、iOS17の正式リリース時には含まれませんでした。また、Wi-Fiだけでなく、携帯電話のデータを使ってAirDropの転送を完了することができる新しいトグルが「設定」に追加されています。
その他、Apple Podcastは、iOS17のバグが修正され、チャプターアートワークがフルスクリーンで表示されるようになり、英国ではWalletアプリでクレジットカードや銀行口座の残高を確認できるようになりました。
watchOS10.1ベータ1のアップデート内容
今月初めに発表されたApple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2の機能の1つに、ユーザーが画面に触れることなくシステムを操作できる「ダブルタップ」ジェスチャーがあります。
Apple Watch Series 9およびUltra 2の「ダブルタップ」は、人差し指と親指を2回タップすることで、通知を解除したり、電話に出たりすることができるジェスチャーで、特に手が塞がっている時に便利な機能です。
Appleは、Apple Watchの新モデルに搭載された新しいS9チップの改良されたアルゴリズムが、「人差し指と親指がダブルタップした時の手首の小さな動きと血流の変化の独特な特徴」を検出できるとしています。
同社は、この機能は発売時には利用できず、今年後半に提供するとしていました。
9to5Macは最新のベータ版において、Apple Watchの最新モデルを使用するユーザー向けに、「ダブルタップ」ジェスチャーがwatchOS10.1で提供されることを示すコードを発見しています。しかし、ベータ1ではこのジェスチャーを有効にするオプションは用意されていないということです。
Apple WatchでもNameDropが利用可能に
また、watchOS10.1ベータ1では、Apple WatchでもNameDropが利用できるようになりました。
NameDropはAirDropの新機能で、iPhone同士またはApple Watchに近づけるだけで連絡先が簡単に交換できるというものです。
watchOS10.1の正式版は、来月にリリースされる予定です。
Source:9to5Mac(1), (2), (3), MacRumors, BGR
Photo:9to5Mac
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-555013/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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