Appleは、GoogleをiPhoneのデフォルト検索エンジンとして据えることで、年間180億ドル〜200億ドル(約2兆6,762億円〜約2兆9,735億円)の利益を得ているとの調査結果が出ています。この数字は、前回報告されたものよりも大きく増加しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleはGoogleから年間180億ドル〜200億ドルの利益を得ていることが明らかに。
2. GoogleをiPhoneのデフォルト検索エンジンとして据えるだけという手間のかからない取引。
3. 支払い額は前回の報告よりも大きく増加している。
前回よりも支払い額が大きく増加
アメリカ合衆国司法省(DoJ)はGoogleに対して独占禁止法違反の訴訟を行っていますが、機関投資家向けに投資先のアドバイスを行うBernsteinは、今件がAppleに与える潜在的な影響に関する調査レポートを公開しました。
この調査の中で、GoogleがiPhoneのデフォルト検索エンジンとして採用され続けるためにAppleに対して年間支払っている金額は年間180億ドル〜200億ドルにのぼるとの記述がありました。この額は、Appleの年間営業利益の14%〜16%を占めるほどの大きさです。
2020年時点で推測されていた80億ドル〜120億ドルのGoogleからAppleへの年間支払い額と比べると、現在の支払い額は大きく増加しているのがわかります。
「Appleサーチ」登場のプレッシャーが高まっている?
GoogleのAppleへの支払い額が増えている理由として、Appleが独自に開発していると噂されている「Appleサーチ」の存在があるかもしれません。
Appleが自社検索エンジンをiPhoneのデフォルトとして据えた場合、そこから得られる収益はGoogleからの支払い額を超えるとの見方もあるためです。
コードネーム「ペガサス(Pegasus)」の名前で開発が進められているAppleの検索技術は、すでにいくつかのApple製品に使用されているとのことです。
Source:The Register
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-556355/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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