九十九里浜の美しい日の出をイメージ。「坂口憲二×HARIO」の有田焼ドリッパー

次から次へと新作が登場するコーヒー周りの道具たちですが、物欲のおもむくままにあれもこれもと欲張っていたら手持ちのアイテムは増えるばかり。「収納スペースにも限りがあるし、これからはもう多機能かつ視覚的にも楽しめるグッドルッキングなアイテムしか選びたくない!!」なんて人がチェックしておきたいスペシャルなドリッパーが、HARIOから登場です。

10月9日に開催されるSCAJ(アジア最大のコーヒーイベント) HARIOブースにて先行発売の「コーヒードリッパー スイッチ サンライズ」(5500円)は、浸漬式&透過式の2way仕様で話題を集めるハイブリッドドリッパーの設計をベースに、優美なカラーを施した有田焼を素材に用いた特別モデル。デザインを監修したのは俳優であり、コーヒーロースターとしても活躍する坂口憲二さん。九十九里浜で迎える日の出に着想を得たカラーが目にも麗しいコラボレーションモデルです。

最初にざっくりおさらいを。「コーヒードリッパー スイッチ」とは、HARIOが2019年に発売したペーパーフィルター用ドリッパー。コーヒーのハンドドリップは大きく分けて、コーヒー粉を一定時間湯に浸して抽出する浸漬式と、コーヒー粉に湯を通して抽出する透過式の2通りの抽出方法がありますが、この「スイッチ」最大の特徴はその両方に対応できるハイブリッド仕様にあります。

驚きの仕様の秘密は、ドリッパーを支えるシリコンホルダーに備えたギミックにあります。ホルダーに備えたスイッチレバーを上下させると、ホルダー内に備えた小さなステンレス製ボールが動いて抽出口を開け閉め。

抽出口を閉じた状態で粉に湯を注ぎ、時間が来たら抽出口を開いて一気に抽出すれば浸漬式。抽出口を開いた状態で使えば一般的な透過式ドリッパーとしても使用可能。また、蒸らしの時だけ抽出口を閉じて少量の湯にじっくり浸し、あとは透過式と同じように淹れるというハイブリッドな使い方にも対応できるというわけです。

ドリップ初心者ならレシピ通りに抽出するだけで安定した味わいが手軽に楽しめるし、中級者以上なら使う豆や好みに合わせてさまざまな淹れ方にトライできるのも大きな魅力。世界チャンピオンにも輝いたバリスタ・粕谷哲氏が動画でメソッドを紹介したことをきっかけに、発売から数年で一気にその存在を知られるところとなった人気商品です。

ドリッパーの部分はHARIOの定番V90と同じ形状を採用。レギュラーモデルでは素材に耐熱ガラスと磁器を用いた2つのモデルを展開していますが、今回ご紹介する「コーヒードリッパー スイッチ サンライズ」ではこの部分に400年続く佐賀の伝統的な磁器・有田焼の技術を用いています。

澄んだ青色と薄桃色が輝くような白い地肌を挟んで溶け合う様子は、坂口さんが運営する焙煎所のある千葉県九十九里浜の朝の情景からインスピレーションを得たもの。シリコン素材のホルダーには砂浜から着想を得たサンドカラーを配色。朝の浜辺で潮風を感じながら味わう目覚めの一杯をイメージさせる、柔和で美しいデザインになっています。

磁器にグラデーションをかけることに高度な技術が求められるため、試作の段階では、自然な濃淡を出すために何度も改良が重ねられたのだそう。自然が作り出す情緒豊かな風景と日本ならではのものづくり技術が光るスペシャルなモデルは、まさに使ってよし飾ってよしの逸品。海外からのゲストへの贈り物にも喜ばれそうです。

>> HARIO

<文/&GP>

 

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