Appleのデバイス耐性テストは4項目で構成

人気のテックYouTuberのマーケス・ブラウンリー氏が運営するMKBHDがAppleの耐性テスト施設の映像取材を行ったのは記憶に新しいところですが、調査会社Counterpointが施設に関するより詳細な取材を行い、実際にどのようなテストが行われているのかをカテゴリごとに説明しています。

主に4つのカテゴリのテストが実施

Appleのデバイス耐性テストは、次の4つのカテゴリに分けることができます。

  • 環境
  • 衝撃
  • 振動

環境

世界175カ国で販売されているAppleデバイスは、さまざまな環境下で耐え抜く必要があります。それゆえ、100時間にも及ぶ塩分暴露テスト、高光度暴露、iPhoneのスピーカーや充電ポートに細かい砂粒が入るとどうなるかの分析などが行われています。

電子機器の水やホコリに対する耐性は、IP等級によって評価され、例えばiPhone16 ProはIP68で最高等級となっており、水深6mに1時間沈めても正常に動作し続けることを意味します。

Appleのテストでは水やホコリだけでなく、ソーダ、ジュース、日焼け止めクリーム、香水など、一般的に遭遇する危険な液体も含まれています。

衝撃

YouTubeたちは新たなデバイスが出るたびに落下テストを行っていますが、Appleのテストはその精度が違います。

実際のシナリオに近づけるため、Appleはさまざまな角度で、さらにはパーティクル、花崗岩、アスファルトボードなどさまざまな表面でデバイスを落下させるロボットを開発しました。各落下はAppleのエンジニアがアクセスできるアプリを通じて分析されます。

振動

荒れた地面を走るオートバイのパニアに座っているような状況など、Appleデバイスはさまざまな振動に耐える必要があります。

Appleの振動テストでは、デバイスをさまざまなな周波数にさらすことが目的とされており、周波数は、振動台を使ってシミュレートされ、輸送中やその他の実環境で製品が受ける可能性のあるさまざまな揺れや衝撃が作り出されます。

Source: Counterpoint Research via 9to5Mac


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