iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Maxでは、暗い状況でもきれいな写真が撮れるナイトモードが利用可能です。ナイトモードをフル活用するための6つのポイントをiDropNewsがまとめているので、ご紹介します。
高度な画像処理を簡単に使えるナイトモード
iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Maxで利用できるナイトモードは、ソフトウェアとA13 Bionicによる高度な画像合成と補正によって実現しています。
ナイトモードで撮影すると、カメラの光学式手ぶれ補正が作動し、ほぼ同時に複数枚の写真を撮影します。その後、ソフトウェアは写真を比較し、動きを補正してシャープに写った部分を融合、コントラスト・色を微調整してノイズを消し、ディテールを際立たせる、という処理がごく短時間に行われます。
しかし、ユーザーは難しいことを考えずに暗い場所でシャッターボタンを押すだけで、きれいな写真が撮れます。
ナイトモードの特性を知り、以下の6つのポイントを理解すれば、さらに美しい写真を撮影できるはずです。
1. 可能な限りの光を得る
ナイトモードは、暗い場所で撮影するのに有用ですが、より多く光があったほうが、より良い写真をとることができます。
被写体に向かう角度を変えると、光を多く取り込める場合もあります。
2. 辛抱強さが重要
写真撮影全般に言えることですが、良い写真を撮るには、辛抱強さも重要です。イメージとおりの写真になるまで、何度も撮影してみましょう。
また、ナイトモードでは限られた光を取り込むため、撮影に数秒間かかる場合があります。その間はiPhoneを動かさないようにしましょう。
3. 安定も重要
ナイトモードでの撮影には数秒間かかるので、被写体が動き回ると、被写体ブレで失敗写真になってしまいます。ナイトモードで撮影するのは、なるべく動かない被写体が理想的です。
また、撮影中にiPhoneが動いてしまうと、光学式手ブレ補正では補正しきれず、ブレた失敗写真になってしまいます。
4. 三脚を使ってみる
ナイトモードでの撮影時に、iPhoneが三脚などに固定されていることを検知すると露出時間が長く取れるようになるため、より良い写真が撮りやすくなります。
iPhoneで使える三脚は、安いものでは数百円程度から購入することもできますし、Amazonなどでは高機能なモデルも数多く販売されています。
5. 広角(標準)レンズを使う
ナイトモードは、望遠レンズと広角レンズを利用できますが、iPhone11 Pro/iPhone11 Pro Maxの超広角レンズは利用できません。
また、高機能カメラプリ「Halide」の開発者であるセバスチャン・デ・ウィズ氏は、ナイトモード動作中の「望遠」は、広角レンズの画像をデジタルズームで拡大しているだけだと指摘しています。
Not sure if this was every mentioned anywhere, but Night Mode on the iPhone 11 only works on the wide camera. While it activates when you are in telephoto mode, it simply appears to crop the image it gets from the wide.
— Sebastiaan de With (@sdw) September 30, 2019
Appleのサポートページにも「ナイトモードは 1x カメラの使用時にのみ利用できます」と記されています。そのため、ナイトモードでの撮影には、広角レンズを使うのがベストです。
6. 各種設定を使いこなす
ナイトモードは、暗い場所での撮影時に自動で動作し、シャッターを開く時間などが自動調整され、設定を変更しなくてもきれいな写真が撮れます。
ナイトモードが解除されますが、あえてフラッシュやLive Photosを使ってみたり、カメラの各種設定を変更したりすることで、好みの写真が撮れる設定が見つかるはずです。
ナイトモードのフォトコンテストが開催中
Appleは1月30日まで、iPhone11シリーズのナイトモードで撮影した写真に限定したフォトコンテストを開催しています。
会心の1枚が撮れたら、コンテストに応募してみてはいかがでしょうか。入賞作品は、Appleの広告活動などに活用され、応募者にはAppleからライセンス料が支払われます。
Source:iDropNews, Appleサポート「iPhone 11 や iPhone 11 Pro のカメラ機能」
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-272104/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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