発売以来iPhoneのカメラ機能が一貫して向上しているのは誰もが認めるところだろうが、Appleはそうした性能をアピールするビデオ「Shot on iPhone」をこれまで多く展開してきた。その目的は「iPhoneでこんな映像も撮れる」と視聴者を驚かせることだ。
そして今回公開された「Powder」もまさに驚きの作品だ。今回は雪山を舞台にバックカントリースノーボードのスリルや雪山のダイナミックな美しさ、パウダースノーの細かな粒子までとらえ、iPhoneのカメラ機能の素晴らしさを余すところなく伝えるものになっている。
・雪山の斜面
映像のタイトルは「Powder」。スポーツビデオグラファーJoe Carlino氏が撮影した。舞台はカナダ・ブリティッシュコロンビア州の国境近くに位置するセルカーク山脈だ。
同地はスキー場ではなく、自然そのままの雪山を滑るバックカントリーの聖地。ここを4人のスノーボーダーが滑る様子をとらえたのがPowderだ。ヘリで頂上に行き、かなりのスピードで時にジャンプや回転をしながら一気に滑り降りている。
・4つの視点映像
ビデオはヘリ(ドローン)やスロープ、スノーボーダーなど4つの視点からの映像で構成される。上空からは雄大な雪山の風景やスノーモンスターと化した木々の間をものすごい速さで滑り降りる様子がとらえられている。
また、スノーボーダー視点の映像では実際のスピードが”体感“できスリル満点だ。そしてスロープ固定のiPhoneでは手付かずのふかふかした美しい斜面や、スノーボーダーが飛ばすパウダーをとらえている。
当然、撮影ではプロテクターやスタビライザーなどが使用されたと思われるが、残念ながらそれらに関する情報は示されていない。しかし、そうした極寒地でのアドベンチャーをiPhoneで撮影できること自体がやはり驚きだ。
iPhoneでビデオ撮影することが多い人やスノーボーダーは必見だ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/115904
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
Amazonベストセラー
Now loading...