日本の伝統楽器である和太鼓をより多くの人に楽しんでもらおうと、楽器メーカーのローランドが佐渡の和太鼓集団「鼓童」の協力のもと、電子和太鼓「TAIKO-1」を開発した。
桐胴太鼓や長胴太鼓などさまざまな種類の音が用意されていて、ボタンひとつで音色を変えられる。音はヘッドフォンもしくはスピーカーでのみ聴けるスタイルなので自宅での練習も可能だ。
・バチの音や鳴り物も
電子ピアノでは普通(アコースティック)のピアノに近い音やオルガンの音など演奏できる音色が豊富だが、TAIKO-1はまさにその太鼓版となる。定番の長胴太鼓、力強い高音が特徴の締太鼓など、ボタンひとつで音を変えられる。
また、打点位置を検出するシステムを搭載し、叩く位置によって音色が変化する。もちろん叩く強さで音量も変わり、本物さながらに繊細に表現できそうだ。
そして、太鼓だけでなく異なるバチの音、鳴り物や掛け声、和太鼓以外の打楽器や効果音なども用意されている。シンプルに単独練習したり、パフォーマンス風に鳴らしたりすることもでき、もちろん実際にステージでも使える。
・自宅で思い切り叩ける
TAIKO-1はBluetoothで接続したヘッドフォンまたはスピーカーから音が出る仕組み。TAIKO-1の表面を思い切り叩いても打撃音はさほど響かず、パフォーマンスのときはスピーカーを、自宅での練習の時はヘッドフォンを使用するという使い方になる。
叩いても近所迷惑にならないことに加え、分解して持ち運びが簡単にできるのもTAIKO-1の特徴。重さは4.5キロと軽量で、ステージ上で動き回っての演奏も楽にできる。担ぎだけでなく、伏せや座奏といった演奏スタイルにも対応する。
電子太鼓なので当然、電源を必要とするが、TAIKO-1は単三の充電式ニッケル水素電池8本で駆動するコードレスタイプ。フル充電で5時間駆動するという。
どんな音や演奏スタイルが楽しめるのか気になる人は、ローランドが鼓童のメンバーによる演奏をYouTubeにアップしているのでそちらをチェックしてほしい。
価格はオープン、今夏発売予定。サイトでメールアドレスを登録すると最新情報をいち早くキャッチできる。
- Original:https://techable.jp/archives/116732
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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