米国時間2月17日朝、2020年のモバイル・ワールド・コングレス(MWC)で発表されるはずだったと思われる製品の写真が明らかになった。MWCはコロナウイルスの懸念でキャンセルになったが、ニュースは続いている。
中国のTCLがいくつかの「新しい」タイプのスマートフォンを披露する計画だったことは我々も把握していたが、その1つがCNETに掲載された。デバイスはスライド式のようなディスプレイを備えており、それによりスクリーンを拡大し、普通のスマホをタブレットのようにすることができる。
TCLは2019年のMWCでフォルダブル端末を発表したが、そのデバイスは厚いガラスケースに入っていた。フォルダブル端末が不安なスタートを切ったことを考えると、マーケット投入を急がないというTCLの決定は正しいものだった。
リーク画像の情報元は、このデバイスがMWCでデビューする予定だったと語っているが、実際のところ画像がレンダリングされているものであることから、その技術の完成度を判断するのは難しい。あえて推測するとしたら、ガラスケース内に展示されるいるというのがベストシナリオだろう。自動車メーカーは実際に製品化するかどうかわからない初期コンセプトを発表するが、このところスマホメーカーはそうした動きをまねる傾向にあるようだ。この場合、「プロトタイプ」という言葉がぴったりとくるだろう。
いずれにしろ、TCLはこの画像についてTechCrunchに対しコメントは出さず、キャンセルされたMWCに代わってきちんとした写真を発表するのかどうかについても答えなかった。
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(翻訳:Mizoguchi)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/02/18/2020-02-17-images-of-tcls-slide-out-display-smartphone-surface-in-wake-of-mwc-cancellation/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Brian Heater
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